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ふたり。

すんっっごい久しぶりに表立って、カシコム語りしてみます。
本当は2月12日を過ぎるまで絶対にしないでおこうと思った話。

アイタタなレベルのカシコムラヴァーさん以外には閲覧絶対非推奨。

そして、今ここだけで、思いのたけを吐き出してしまった後は
来年2月12日を過ぎるまで、私は一切カシコム語りを致しません。




最近めっきりカシコムについて、てか、かしちについて語っていなかったのですが。

とっくにバレてるでしょーが白状しときます。 努めて忘れておりました。
カシコムのことも。 かしちのことも。 かしちが、雪組にいたことも。


だって。

じゃなきゃ、通えなかったんです。 『堕天使の涙/タランテラ!』 に。


約4年、ずっと雪組を見てきて、そこにはいつでもかしちとコムちゃんがいて。
イキナリ組替えとか言われたってすぐに割り切れる訳無いじゃないですか。
信じられなくて。 受け入れられなくて。 とにかく、めちゃくちゃ寂しくて。
新生宙組を楽しめる気もしないし。 かしちのいない雪組を観る自信も無いし。

鬱屈していた気分を無理にでも振り払う気になったのは、かしコン観劇後です。

博多では、多少無理していた(ように私には見えた)かしちが、笑ってたから。
そして、宙組の下級生が、るいちゃんが、かしちの周りで笑っていたから。
あぁこのひとは他組のひとなんだ、宙組のトプさんなんだな、って。 そう思えて。
あるがままに現実を受け入れようと。 初めて納得出来たような気持ちになれて。

そして私は、雪組の2番手さんだったかしちのことを、忘れるように努めた。
……もしかしたらそれは間違った、歪んだやり方だったのかもしれないけれど。
でも私は凄く弱い人間だから。 いつでも良いとこ取りしたい、ずるい人間だから。
そうしないことには受け入れられなかったの。 今の雪組の、すべてのことを。


だって私は、雪組の次期トプさんである、チカたんのことも大好きだから。


正直、かしちに雪組を、コムちゃんの後を継いでもらいたい気持ちもありましたよ。
かしちが退団発表した時は特に。 どのみち1作なら継がせて欲しかったと心底思った。
でも、かしちに雪を継いで欲しかったと言いながら、新生宙組を応援することは
私の中では、チカたんの居場所を無くしてしまうことになるから。 絶対出来なかった。

私は宙組時代からチカたんが好きで、センターに立つ日をずっと楽しみにしてきて、
そしてチカたんが、いよいよ宙組で活躍し出した頃に、雪組に組替えになって。
戸惑いながらも早く組に馴染むために、積極的に努力してきたことを知ってるから。
周りの雪っ子さん達と同じようにコムちゃんを大事にしてくれたことも知ってるから。
だから私にとってチカたんは、大好きな大切な雪っ子さんのひとりなんです。
チカたんがコムちゃんの後を継いでくれることを凄く嬉しく思う気持ちも、本物なの。


かしちは宙組のトプさんで、そして宙組は私にとっては、アウェイな組だけども。
でもそれはそれとして、 “他組のトップさん” として、応援出来れば良いと思った。
雪組の2番手さんは、チカたん。 そして、雪組の次期トプさんも、チカたん。
その総てをすんなりと受け入れるには、雪組にいたかしちを忘れるのが一番楽だった。

忘れてしまえば、総ての現実を、僅かの疑問も苦痛も無く受け入れられました。

雪組にかしちがいないことを “あたりまえ” にして、私はムラまで遠征した。
『堕天使の涙/タランテラ!』 には3回遠征して計9回観劇しましたけども、
観劇中、私がかしちのことを思い出すことは、一度たりとも無かったです。 
かしちがいなくても、何の不思議も無く。 コムチカの並びに、違和も感じず。


そして、このまま最後まで、私の気持ちは突っ走っていけるのだと思いました。


なのに初めて、火曜日に、東宝のマイ初日に、私はかしちのことを思い出した。


……別にかしコン以来、かしちのことを一度も思い出さなかった訳じゃないんですよ。
むしろ、よく思い出していたし、考えていたし。 ブログには書かなかっただけで。
でも雪組の公演を観劇している、正にその最中に思い出したことは無かった。
だから情けないけども、ちょっと動揺しました(苦笑) 今、私、何考えたっ? と。




どうして突然に思い出したのか、自分で思い当たる原因は、ひとつだけです。
ルシファー@コムちゃんのお芝居があまりにも完成されていたから。
あんなにも、全く軸のブレていない演技、久しぶりに目にしたような気がしました。
それは、退団者特有の迷いの無さから生まれていただけなのかもしれないけれど。
でも思い返してみれば今回はムラの時からそうで、コムちゃんの軸はブレていなくて、
試行錯誤しつつもきちんと真ん中に立っていて、その目は真っ直ぐに前を見ていて、

お芝居に没頭していて、でもブレていない、そういうコムちゃんを目の前にしたら
ふっと唐突にかしちを思い出して。 かしちがいた頃の、コムちゃんを思い出して。


――――最初は 『霧のミラノ』 だったかな、初めて違和感を覚えたのは。


当時やってたブログにも書いたことなんですけど。 忘れもしない、東宝マイ楽。
『霧ミラ』 幕開けすぐのソロで、かしちの声が出なくなってしまったことがあって。
ムラから通算して9回目の観劇だったけど(爆)そんなの初めてだったから、
客席で手に汗握りました。 心臓バクバクしちゃって、次のソロが恐くて恐くて。

そうしたら、それからですよ。 某市役所職員の様子がおかしくなったのは(笑)

急にテンションがヒートアップして、アドリブでかしちを驚かしてみたり、
なんかやたらとカールハインツを気にしているし。 アイコンタクトは増えるし。
そんな状態でショー突入して、ふたりはずっとおかしなまんまでした(苦笑)
プロローグではアイコンタクトした瞬間、かしちはこっそり頷いたりしてたし。

それはそれは微笑ましいふたりでしたけど。 でも作品としては、かなり変でした。
だって市役所職員、恋人以上に敵将と心通わせ合ってどうするよ!!(爆)
三角関係ではありましたけども、取り合われてんの、フランチェスカじゃなかったし。
どっからどう見ても、恋人と敵将の間をフラフラしてる罪な市役所職員の物語だった。


もうひとつ。 これは当初期待せずに観に行った、雪ばらカシドレ遠征マイ初日。
2回公演日の午前でしたね。 かしちが不調だったのか、熱量が少ない印象で。
毒殺未遂の場面、せっかくの見せ場なのに、勢いも思い切りも足りていない感じで、
なんだか迷いながら襲いかかってるみたいで(爆)どうなのソレ、と思っていたら。

よくよく見るとね。 コムカルが、密かに頑張って体勢整えてたんですよ。

かしちが襲いやすいよーに、抱きしめやすいよーに、自分の体勢整えてたの。
これにはけっこー、びっくりして。 隣りで我が母も、目が点になってて(苦笑)
だってそんなことされたって馴れ合ってるよーにしか見えないじゃないですか。
もう、どーしよこのふたり、って。 頭抱えましたね。 甘やかしすぎだろ、と。


すべては私が観た回に、偶然、たまたま起こったこと、なだけかもしれませんが。


けど、私が今まで見てきた限り、このふたりはいっつもこんな感じで。

いつでも自分のことよりも、何よりも優先してかしちを気にしてるコムちゃん。
そしてそーゆーコムちゃんを知っていて、よく視線を合わせに行ってるかしち。


そういうふたりが、私は大好きだった。 見ているだけで楽しくて、しあわせで。

……でも、今なら少しだけ、疑問にも思うんですよ。
それはトップさんと2番手さんとして、本当に良かったのかな、って。


ここ数年私が観てきた中で、コムちゃんが一番 「ブレてない」 と思った作品
それは全ツの 『銀の狼』 なんですよね。 かしち不在、チカたん2番手だった。
あれ観た時も結構びっくりした。 コムちゃんが凸型のお芝居をしていて。
かしち相手の場合、かしちが凸型、コムちゃんが凹型を担当するのが常だったから
(※凸型=攻め芝居、凹型=受け芝居、て感じです。 端的に言ってしまうと)
コムちゃんて凸型芝居出来たんだっけ!!…と私はかなり驚かされたんですけども。

でも、たぶん。 ヅカのトップ・2番手として、その形は正しいのだろうな。 と。
私の勝手な考え方ですけど、凸トップ・凹トップ娘役・凹2番手男役、ってのが
タカラヅカらしい作品を作るなら、スタンダードな形態なんじゃないかと思うんです。
攻め芝居で真ん中突っ走るトップさんを、相手役と2番手が柔軟に受けてあげる。
(勿論、例外的な作品もありますけども。 娘役トップが中心の 『エリザ』 とか)

何でか、と言うと。 凹型芝居ってのは、どうしても軸がブレるから、かな。

タカラヅカって、結局のところ、トップ男役さんを見せる舞台ですからね。
トップさんはセンターで、どーんっと構えて、自分の色だけ変えてればいーんです。
自身の中心に1本軸を通して、それをブラさず、物語に対して感情を揺らす。
で、そういうトップさんを映し出す鏡、ないしレフ板の役割が、トップ娘役さん。
もう1枚の鏡や、或いは対比の役割として存在するのが、2番手の男役さん。
視点も狂わずに作品を展開するための、それが一番の基本形態だと私は思う訳です。
(※例によって私の個人的な考え方ですから。 信じすぎちゃ駄目ですよ)

凹型芝居は相手の出方によって自分の色を変える、とっても受身なお芝居なので。
真ん中には向かないと思うのですよ。 娘役さんをメインにしたい場合は、別だけど。
(いつぞやの、タカハナ体制下宙組さんとかね)(でもハナちゃんは凹型と思うが)


この、真ん中3人のトライアングル体制が上手くいっていないなと思った時
私はよく 「センターがズレてる」 って言葉でそれを表したりするんですけども。


雪組公演 『睡れる月』 、 『霧のミラノ』 、 そして 『ベルサイユのばら』 と
私はずっと、センターがズレてるな~と思って観てきました。 実は。
だから思い返せばこの3公演、私はぜんぶ、かしちの役を見て自己解釈してた。
だって軸がブレてないんだもん。 かしちは常に1本筋通ったお芝居してたから、
それを受けて揺らいでるコムちゃんをレフ板として見た方が、解りやすくてね。
元々かしちのお芝居を好きなこともあって、3公演共おもいっきり、かしちガン見。

でも 『銀の狼』 はシルバ@コムちゃんを中心に、時々レイ@チカたんを見てた。
コムちゃんは常に自分の役に没頭してたから軸がブレることも無かったし。
要は、ですね。 かしちがいると、コムちゃんは気をひかれてしまうんだろうな、と。
かしちを気にして、フォローしたり反応返したり、自分の役より、そっち優先で。


……それを良くないことだとか、そういう風に思うんじゃないんです。
私はそんなふたりだからこそ見ていて楽しかったし。 好きだったし。 ただ、

トップさんなら、自分の役に没頭して良いんだと思う。 それが最優先。

そして、トップの相手役さんや、2番手格の役にあたる男役さんなんかが
トップさんを気にしてフォローしたり反応返したりする必要が有るんだと思う。


例外も勿論、あるんですけどね。 だって組み方も絡み方も人それぞれなんだし。
単に標準的一般的な型として、これ↑が一番自然に見えるんじゃないかと。 それだけ。


雪組の 『ベルばら』 がムラで楽を迎えた時にブログに書いた記事があります。
かしちアンドレに思いがけず感動して、カシコム解散について思ったことを
思いつくがままに書き殴っただけみたいな駄文なんですけどね(苦笑)
でも私が今までに書きまくってきた中で、いちばん反響戴いた記事かもしれない。
当時コレを載せていたブログ、今は綺麗さっぱり削除してしまったんですけど
バックアップがあったので引っ張り出してきました。 敢えて原文のまま載せます。↓





       *       *       *       





  【運命か、宿命か。/カシコム解散によせて。】



「2人」 の相性ってのは、並んでるとこをちょっと見れば
結構解ってしまうもんじゃないかと思うのです。

男役と娘役、でも。 男役同士、でも。

2人の視線の交わし方とか。 共有する空気とか。
生舞台なら尚更に、客席まで簡単に伝わってしまうものなのではと。

一応、とりあえずは、オフの話は抜きでね(笑)

純粋に、一緒に舞台に乗った時の相性。
舞台の上で、演じるという行為を通して意思疎通する時の。


そして、特に 「恋人」 「相手役」 を演じる時に
素晴らしい相性を発揮する2人が
いわゆる 「ベストカップル」 ってやつだと、私は思うのですが。


最近の私的ヒットは、じゅりぴょん×あすかちゃんでした。

日生劇場で花組公演 『Ernest in Love』 を観劇した時。
芝居の相性もさることながら、圧倒されたのはデュエットダンス。
あんなにも愛のあるデュエットは久々に見たと思いました。
お互いを見る目に、伸ばし合う手に、信頼と愛情が溢れてて。
男役×娘役では近年で最高のカップルだと思った。
勿論、あくまで私の主観・感覚から判断した話ですけども。

私はスカステ入っていないし、だからオフの2人は知らない。
舞台を降りた後でも仲が良いのか。 それとも、そうでもないのか。
知らないけど、舞台上のカップルとしては最高だと感じた。
デュエットダンスであんなにドキドキしたのは本当に久しぶりで。


で、これと同じ類の、しかもそれ以上の感動をしたんですよ。
カシさんとコムさんの 『ベルばら』 ラストシーンを観た時に。

びっくりした。 としか言い様が無い。

ラストシーンて、アレね。 ガラスの馬車(笑)
正直今までこの場面、好きだと思ったこと無かったんです。
何の為に有るのかイマイチ解らなかったし。
綺麗だとは思うけど、別にトキメキは感じないし。

でもって、下の方の記事でも一度書いたことですが
カシコムでアンドレとオスカル、ってのに
私はそもそも、殆ど、期待していなかったから。
実を言うと初見時の出来、(私の)3回観劇中で一番悪かったし。
表では3回目に観た公演についてしか語らなかったので
言ってませんでしたが、初回は結構、アレだったんですよ(笑)
ふ~んこんなもんか悪くないね、位な感想だったの。 マジで。

ですが。

ガラスの馬車に乗った2人を見た瞬間、目が点になった。
予想外の光景を見てしまったと思ったから。

すごい似合ってたの。 2人が。

見た目も勿論そう、美形同士だし(笑)
でもそういうことじゃなくて。
並びがキレイとか、カシコムだとか、そういう問題じゃなくて。

目を合わせるたびに、お互いへの信頼と愛情が溢れてる
そういう2人を半年ぶりに見たと思った。
つまりは、私的には、じゅりぴょん×あすかちゃん以来に。

圧倒されたし。 感動したし。 凄いドキドキしたし。

「これ見られただけでも、良いモン見たな。」
コレが、初見の感想。 本当に、初見時はこれだけだった(笑)


でも。

初見終えてから、2回目の午後公演が始まるまでの間
冷静になってその光景を思い返してみて、ふと思った。 解った。

この2人、もう駄目なんだな。 って。

駄目ってのはつまり、

「トップと2番手」 として置いておくには
もう限界だったんだな、って。
 私はそう思った。

……で、なんか、納得した。
組替え異動で2人をバラすしか、どのみち無かったのかな、と。


人事部がホントは何思ってるのかなんて私は知らないけど。


だってねえ。 トップさんと、2番手さんなんだよ。
トップさんには通常、相手役である娘役さんがいて
2番手さんはトップさんと同じ、男役なんだよ。 当たり前だけど。
舞台上では、同性なんだよ。 いつもなら。 普通なら。

カップル、ていうスタンスが一番似合うなんて
本当は間違ってるんだよね。 本来は、男役同士なんだから。


こう思ってたの、私だけかもしれないけど。

『霧のミラノ』 の初見時辺りからかな。雪組の舞台を観る度に
私にはなんとなく違和感があった。 どこか変だな、って。
でも、変って言っても嫌な感じじゃなかったし
だから好きに作品解釈して、納得するようにしてた。
色々自分勝手に解釈考えるのも面白かったし。
観てる間は違和感あっても、そんなに引きずることは無くて。

でも、 『ベルばら』 で並んでた2人を見て、謎が解けました。
ずっと私が頭の隅の方で感じていた違和感の正体。

凄く相性の良い男役さんと娘役さんに
憎み合う役をやらせたり、それぞれ違う人とカップル組ませたり、
そういうのを目にした時に感じる違和感と同じ性質のもの。

相手役、というスタンスが一番自然な2人だから
そうじゃない距離を取ることが、上手く出来ないんだ。


……と、思う。 私は。 あくまで私の感覚で、だけど。


余談ですが、 『睡れる月』 は殆ど違和を感じなかった。
まーちゃんが少し気の毒な感じ、とは思ったけど。
当時のブログで、サイトのお客様達と
「貴城けいDC初主演公演・相手役は朝海ひかる」 とか
「本公演が貴城&朝海のお披露目となります」 とか
散々遊んだ覚えがあるけど、今思うとアレ、洒落になってない。


トップと2番手、って。 通常は同性同士な訳だから
たいがいは敵対したり、或いは親友みたいな関係を演じさせる。
どっちにしたって同性同士の健全な人間関係な訳で
なのにコムさんとカシさんは、どうもそこからよく外れるから
この2人はアピールが弱いから不健全に見えるんだ! なんて
当ブログにてそんな理論を展開したこともあった気が致しますが。

それだけじゃなかったのか、と。 初めて思った。

お互いを「相手役」として認識することに
あんまりにも自然過ぎる2人を見て
この2人にとってはこれが一番自然なのか、と。
ただ信頼し合い、純粋に愛し合う役を演じることが。

萌え、とか言ってらんない。
笑う気にもなれなかった。 大問題だと思ったから。

だって、この2人、本当は同性なのに。

今回はたまたま、演目上、異性で相手役でやってるけど。
本来の舞台形態に戻れば男同士なのに。
同性同士の健全な人間関係を築かなきゃならない2人なのに。


で、思った。 この2人を並べとくのは限界なんだなと。
だってコムさんにはまーちゃんという相手役がいる。
ともすればまーちゃん以上に大切にしたくなってしまうかもしれない
そんな人を(しかも同性を)、隣りに置いておいてはいけない。
宝塚らしい作品を作る上でそれは障害にしかならないから。

カシさんと、コムさん。 本気で敵対する役は出来ないと思う。
2人でまーちゃんを取り合うことも出来ないと思う。
そういう距離感が、もう上手く作れない気がする。 この2人は。
あくまで私の主観だけど。 でも、なんとなくの、確信。


正直なところ。


コムさんとまーちゃんのカップル、私は好きだけども。
でも芝居を観ていてベストカップルと思ったことは一度も無い。
いつもいつも、まーちゃんが頑張っている印象があった。
まーちゃんが頑張って2人の恋愛を見せている気がしてた。

コムさんの体格や、芸風や、技術や、そういったものから考えるに
まーちゃん以上にコムさんに合う娘役さんはいない気がする。
そういう意味では、コムさんの側からすれば
まーちゃんはベストな相手役さんだと、私は思うのですが。

でも。

正直な話をすると、まーちゃんにとっては
ベストな相手役さんがコムさんだとは、私は言い切れない。
本当に申し訳無いけれど、まーちゃんは他の男役さんと組んでも
たとえばアサコさんやミズさんと組んでみても
愛らしい娘役さんとして舞台の上に立てるのだと思う。
相手役さんのことも、とても素敵に見せられる人なのだと思う。

誰と組むか、誰を相手とするか、って。 実は相当難しい。

片方しか輝きを見せられない組み合わせや
互いの持ち味を相殺してしまいがちな組み合わせも多々あって
両方が、お互いが、キラキラ光って見せられる、
そういう相手に巡り会うことは本当に稀なことなんだろうから。

じゅりぴょん×あすかちゃんは
そういう稀な、ベストな組み合わせだったんだな、と
お互いにとってお互いがベストな相手役だったんだな、と
あのデュエットダンスを見た時、心底思った私だったんだけど。


『ベルばら』 で2人を見て、ふと思った。
カシさんとコムさんも、そういう 「ベスト」 なんじゃないかって。


単に私が見てそう思っただけの話だし
だから他の人が見てもそう感じるのかは知らないけど
でも、私はかなり確信的にそう思ってしまって。
そして、あんまり嬉しくなかった。 むしろ結構落ち込んだ。

だってこの2人、同性なのに。

何か皮肉だなあ、としか思えなかった。
2人一緒に輝ける、お互いにとって 「ベストな」 相手役となんて
巡り会えること、本当に、滅多に無いことだろうに。
見つけられても 「同性」 としてしか存在し得ないなんて
勿体無いと言うか、哀しいと言うか、……むしろ、凄く皮肉。

でも、お陰で、頭ではすごく納得出来た。
この2人はどのみち解散するしか無いんだな、と。


実を言うと違和感あったのは 『霧のミラノ』 までで
『銀の狼』 は全然、全く、カケラも違和を感じなかった。
『ハスラー』 も然り。 カシいづの相性には、文句つけたけど(爆)
でも作品として歪みを感じたりした訳じゃなかった。

コムさんとミズさんも、舞台上の相性は良いけれど
この2人は健全な関係を築ける。 敵対する役も、出来ると思う。
カシさんとエリさんも然り。 友達もライバルも出来る。
トップと2番手ってのは、そういう柔軟な距離感が必要な訳で

相手役をした時に、一番自然体であっちゃいけない。
並んだ時、間に娘役さんの入る隙間が無い様ではいけない。


カシコムのアンドレオスカルは、あまりに自然過ぎる気がした。
アサコム、ミズコムとも見比べたから余計にそう思う。
アサコさんはオスカルへの想いを客席に投げていて
ミズさんはオスカルへの想いをコムさんと客席に投げていて
カシさんは、その想いを客席に投げずに
コムさんだけに真っ直ぐ向けているように見えた。
で、コムさんも手を伸ばしてそれに応えているようだった。
アサコさんには微笑み返し、ミズさんには手を挙げることで返し、
なのにカシさんにだけは手を伸ばして、強く繋ぐ。 そんな感じ。


観ていて、凄く綺麗で、感動して、
でも、幕が下りた後で冷静になって考えてみた時

この2人はもう、敵対したり友情を築いたり
そういう 「同性同士の」 「健全な」 スタンスが作れない。
だからもう隣りにはいられない。 離れなければならない。
最後に一度だけ、結ばれる役を演じきった後で。

もしかしたらそれは最良の 「別れ方」 なのかもしれない。
そんな風にも、思った。


けど。


個人的にはただ寂しくて、それから正直言うと、悔しい。
こんなにも良いものを見せられる2人が
その、良いものを見せられる 「組み方」 「絡み方」 を
2人が存在する世界では得られないから離れるのかな、と思うと。

男役として、そして、まーちゃんを相手役として
これから先 「宝塚で」 「宝塚らしい作品を」 作っていくなら
コムさんを支える2番手は、ミズさんが最高の適任者なんだろう。
……というのも、頭では解っているけれど。

でも、コムさんが一番楽に呼吸をしていたのは
カシさんの隣りだったような気がしてならないから。

それを思うと、ただ寂しくて、悔しい気持ちで一杯になる。



大劇場での千秋楽に夢を馳せつつ
雪組とカシコムが大好きなヅカヲタさんの独り言でした。





       *       *       *       





……今読み返してみても本っっ当に、好き放題書いている文なんですけど(苦笑)


でも、この時に思って、書いたのは、今でも変わらずに考えていることです。
正直言って。 トップさんと2番手さん、という関係として考えるならば
私はコムちゃん・かしちコンビより、コムチカコンビの方が良いのだと思ってます。
程好い距離感と緊張感を保って作品を作り上げられるふたりだと思うので。

かしちとコムちゃんは馴れ合いやすいし、うっかりするとセンターがズレるし、
トップ・2番手として良いものを見せられるふたりだったかと言うと、難しい。
何が 「基準」 で何が 「普通」 で何が 「正しい」 のかなんて、解らないけれど、
ただなんとなく漠然と、トップ・2番手としては “正しくなかった” ような気がして。


でも。

たとえ正しくなくても。 もしも本当に、間違っていたのだとしても。


それでも私は、このふたりが並んでいるのを見るのが好きだった。


どっちが真ん中なのかなんてどーでもいいくらいに、ただ、ふたりが好きだった。
今の雪組にも宙組にも、不満が有る訳じゃなくて。 受け入れて、いる筈で。
コムちゃんのことは後を継ぐチカたんがしっかり支えてくれていて、それで良いんだ。
かしちは宙組のトプさんとして、るいちゃんとラストラン走っていて、それで良いんだ。
何にも不満なんて無い。 おかしなことなんて無い。 これで良いんだ。 ぜんぶ。

今はそう思うしか無いから。
それが自分の本心でも嘘でも、今はただそう思っていたいから。



だから私は2月12日まで、ふたりが並んでいた時のことは、もう二度と書かない。



次にムラ遠征する時にはきっと、雪組さんも宙組さんも代替わりしている。
あちこちの組がワタワタしているだろうけど、変動期は一旦終わっていると良いな。
サヨナラ公演続きは、思いの外つかれる。 少しで良いから休んでいたい。

少し休んで、回復したら、真っ先にプチミュージアムに直行する予定だから。

そこにふたつ仲良く並んだ手形を見つけたらまた泣く羽目になるかもしれないけれど。




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【2006/11/23 17:06】 | ヅカ系戯言(その他)。 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
トマさん・・・。

何度も読み返しては色んな事がぐるぐるして
どうしようもないんですが。
どうコメントしたらよいものか、言葉も出て来ないし(苦笑)
・・・なら出て来るなよって話なんですが・・・
やっぱ何がしか言いたくて。

あの・・・トマさん。

こんな風に、カシコム記事を書いて下さって
今この時に書いて下さって
本当にありがとうございました(深々)
私はカシコムのマネージャーでも近親者でも何でもないんですが(爆)
私の中で、また1つ区切りが付けられそうです。
【2006/11/25 00:56】 URL | 舞奈 #-[ 編集] | page top↑

>舞奈さん。

いえ、むしろいつもいつも、電波な記事ばかり書いていて申し訳無い(深々)
要は自分の中で整理つけたくてやってるんですけど……。
今回はさすがに、また石投げられやしないかと不安でした(笑)
なので舞奈さんのコメント、嬉しかったです。 ありがとうございました。

ひとつひとつ区切り付けていくしかないんですよね。 本当に。
私はきっと、多分に自分を騙しているところもあるんですけども(爆)
それでも真正面から考えるのは、後にしようと思ってます。
来年春、プチミュ行って泣いて、初めて総てスッキリ出来そうな気がする(苦笑)


【2006/11/27 01:00】 URL | トマ #-[ 編集] | page top↑
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