スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
王子様の変身譚。@花組川口リリア 『うたかたの恋』 感想。

かな~り前から楽しみにしていた花組全ツを観て参りました。

100%オサあやね語りです。 ひたすら絶賛してますので悪しからず。
それからネタバレも十分ですので今からご覧になる方はご注意を。




すみれ閣下は本当に変わってしまったな。 と思う。


あやねちゃんを相手役に迎えてから。 すみれ閣下は、変わってしまった。
まぁ誰にでも個性が有り相性が有るから、それは当たり前のことなんですが。
ワタさんだってダンちゃん相手の時と、となみ相手の時とでは、違ったと思うし
瀬奈くんも、かしちゃんも、固定相手役を得てから変わったと思う。 私は。

男役さんのそういう変化を目にした時、変わる前のが良かった!!と思う人も、
変わった後の方が好き!!と思う人も、どっちも好き!!と思う人もいて。
それは人それぞれなんだろうと思う。 考え方も感性も、人の数だけ有るから。



私は、あやねちゃんと組んでから、閣下をより一層好きになった。

……てゆーかもう閣下とか呼び辛いよあのひと(笑) そういう感じじゃないもの。
オサさん、てのが一番自然なのかな。 オサたん、でも良いくらいだよ本当。



以前の “すみれ閣下” はもっと、しっかりしたひとだったように思う。
決めるとこではきっちりと決め、笑うべきところでは柔らかく微笑み、
その頃の相手役だったみどりちゃんやふーちゃんに対しても
某所で言われているほど冷たくはしていなかったと、私は思っていたりする。
べつに冷たくしてはいなかった。 ちゃんと微笑みかけていましたよ。
ただ、それがあまりに “ちゃんと” “微笑みかけていた” んだ、というだけで。

以前の “すみれ閣下” だって、私にとっては素敵な男役さんだった。
穏やかで、優しくて、格好良くて、気障るのが上手くて(笑)理想的な男役像。


けど。


理想的な男役像、ってのは、実は案外、おもしろくなかった。


あくまで私の感性の話だけど。 出来すぎたひと、てのは好きじゃないらしく。
いつでも相手役さんに穏やかに微笑み、あまりに上手く格好つけて見せて、
そんな “すみれ閣下” は素敵だったけど、でも、おもしろくはなかった。 私には。
だっているわけないじゃんそんなひと(爆) 夢の王子様は確かに、綺麗だけれど。
でも私は捻くれ者だから。 夢だけじゃあ、お腹いっぱいにはなれなかったんだ。

だからすみれ閣下のことは、好きだったけど、ときめいたことは無かった。
見ていて素敵だな、とは思ったし。 だからオペラはよく回すんだけど
でも、目で見ていて楽しいな、止まりなの。 胸まで響いてきたことが無かった。
歌声も大好きなのに、お芝居も良いなと思うのに、ドキドキはさせられない。
感動が目で止まってしまう。 それ以上奥に入ってきたことが、実は無かったの。




だから私の中でのすみれ閣下は、目で見て楽しむひと、て感じだった。



…………だった、筈。 なのに。




泣きましたよ、 『うたかたの恋』 。

正直な感想を言うと、お芝居自体は、けっこー退屈でした(苦笑)
これは予想外だった。 名作だと思い込んでたから、てっきり面白いもんかと。
いざ観てみたら幕前芝居は多いし、キャラ多い割に対立構造は解り辛いし、
てゆーかルドルフとマリー以外は皆背景と同化しそーな脇役ばっかだし、
物語のヤマ場もよく解んないし、私の隣りなんて終始爆睡してたくらいで(爆)

私も白状すると、途中、何度も飽きそうになったとこが有った。
そのくらいに間延びしたお芝居だったように思える。 


でも、最後は、泣きました。 私は。


マリー@あやねちゃんのいじらしさ。 ルドルフ@オサさんに向ける瞳。
帰れない旅と解っているのに、それでも彼といられるという幸福に満ちた表情。

そして何より、ルドルフ@オサさんが、せつなかった。

マリーをほんとうに愛していて、彼女だけが唯一の拠り所で、安息の場所で、
それを取り上げられそうになった時の絶望が苦しいくらいに伝わってきて。
そのぶん、最後に天国でマリーと再会した時の表情が、あまりにも痛かった。
花嫁姿のマリーと逢って初めて、彼は心から安堵した顔を見せるの。
ほんとうにほんとうに、しあわせそうなの。 それがあんまり、嬉しくって。


前回公演の 『ファントム』 といい、オサさんの演技が胸にきて困ります(苦笑)
もー容赦無くガンガン響いてくる。 ダイレクトに胸に、突き刺さってくる。



オサさんはあやねちゃんと組んでから、ヘタレになったと思うんですけどね(笑)

ヘタレと言うか、脆くなったと言うか、弱さを見せるようになったと言うか。
前はあんなじゃなかった気がする。 もっと自信家で、見るからに強くて、
苦しさなんかはみんな自分の胸に秘めちゃって、いつでも微笑って見せていて。
今のオサさんは、なんて言うか、時々ちょっと、情けなく見える(笑)
自分の弱さを解放出来る場所、ある種の救いを求めている、そんな感じに。


そんな“ 情けない” オサさんが、でも私には、堪らなく魅力的に映るんです。

そして、そんな、弱かったり、脆かったり、情けなかったりするオサさんを
そういう総てをひっくるめて、むしろそういうオサさんだからこそ、
弱さも脆さも情けなさも、何もかもをまとめて愛しているあやねちゃんがいて。


互いに笑顔だけ向け合っているカップルが愛し合えるのなんて、当たり前だから。
ルドルフ@オサさんが自分にいつでも笑顔を向けてくれるわけじゃなくても、
時には寄りかかってきたり、執着してきたり、強引になったり、依存してきたり、
マリー@あやねちゃんは、それで良いんだよね。 だって、相手がそのひとだから。
どんな “そのひと” でも全然OKなの。 強くなくても。 微笑っていなくても。

そのひとと共に行き着く先が、 “死” であったって。 構わないんだよね。

ふたりの心中は、主にルドルフ側の望み。 心弱い彼が、生きていく力を失って
まだ若い恋人を道連れに死にたいと思った。 だから決行したこと、なのであって。
マリーはただ、それが他でもないルドルフの望みだから、受け入れただけ。
そういう決断をしたルドルフの弱さも脆さも、総てを含めて、愛しているから。


あやねちゃんがもう、オサ様らぶ!!すぎて、ホント凄いんですよこれがまた。
いつでもオサさんばっかり見ていて、全身全霊で愛情を表現していてね(笑)
オサさんが格好つけていよーがいまいが、笑ってよーが怒ってよーが泣いてよーが、
あやねちゃんには関係無い。 オサさんがオサさんであるから、その総てが好き。

だからオサさんも弱さとか脆さとか、そういう自分の “マイナス面” を
曝け出せるようになったのかな、なんて、私は思うんですけどもね。 勝手に。

どんなオサさんであっても、あやねちゃんが幻滅したりすることはなさそーだから。
オサさんがオサさんである限り、それがキザでもヘタレでも、愛してくれるから。
……無条件に受け入れてくれる類の愛情って、男役に自信を与えると思う。
総てを曝け出す自信。 自分は総てを受け入れられ愛されるという、最上の強み。


弱さを見せられるようになったオサさんは、何よりの強さを得たように見える。

以前から持ってた “男役としての格好良さ” なんかに加えて
“人間的な可愛らしさ” まで備わっちゃって、もう最強って感じですね(笑)


“男役さん的な笑顔” を被らなくなったオサさんは、夢の王子様からは遠くなった。
弱くなって脆くなって情けなくなって、人間に、男性に、近くなった気がする。
でも私は、王子様とお姫様の 「おとぎ話」 が見たいわけではないので。
私が見たいのは、多少美化された(笑)、でもリアリティの有る人間ドラマだから。


何年もの間 “王子様” だったオサさんを、 “ただの男” に変えてしまった。
あやねちゃんは何気に、凄いと思う。 いつの時代も男を変えるのは女なんだな(笑)


そうして “ただの男” になったオサさんは、私には、王子様よりもずっと魅力的。




…………という御託は、ここら辺までにしておいてですね。




要はルドルフとマリーが予想以上の素敵バカップルだったっつー話です。
いや~~すんごいふたりでした。 すんごい、恥ずかしいふたりでした(笑)
かくれんぼの場面、あのいちゃつきっぷりは何なの!! 見せつけ???
てゆーか君達ぜったい客席見えてないだろ(言いがかり) あーもー、恥ずかしい。

オサさんてば、あやねちゃん触る時、まるで壊れ物を扱うみたいでね(苦笑)
大事に大事に大事に大事に想ってるのが解るのよ、その指先から!!
オサさんてば、あやねちゃんと話す時、この上ないくらいに優しい声音でね(苦笑)
大好きで大切で大切で堪らないのが伝わってくるのよ、その響きから!!


きわめつけは、あやねちゃんをお膝の上に乗せていちゃつく場面です(爆)

びっくりするくらいに、顔が近い。 本当に近い。 危険なくらいに近い。
一緒に観ていた母上が真顔で 「ホントにしてたのかなアレ」 って呟いたくらい
そのくらいにきわどいキスシーンでした。 すげえ。 あんなの久々に見た。
『愛短』 のワタとなもかなり凄かったけど、それより更に近かった。
雪組ベルばら東宝初日の前代未聞2段階攻めキッスと同じくらい凄かった(驚)
(※私の中では今んとこコレ↑がいちばん凄いラブシーンだったんです)
(オサあやねはコレを超えたかもしれない)(ってくらい凄かった)(しつこい)


ウワサのオペラ座の怪人ごっこ(笑)も、まあ、面白かったんですけど。
でもそれよか私は、その後の、マリーをお膝に抱えてからの会話が好きでした。
だってオペラ座の怪人ごっこは、ある程度客席を意識してるんだもん。
むしろその直後、急にシリアスモード入って、客席無視し出してからが楽しい(爆)

マリーを抱えたまま座るルドルフ。 ルドルフの首に両腕を回すマリー。
恐くないのか、って聞くルドルフに、ちっとも恐くないですわ、と答えるマリー。
ルドルフはもう、ふざけてない。 その言葉の裏には、心中を仄めかしている。
マリーもそれを解っている。 でも彼女は微笑む。 彼の総てを包み込むように。

さっきまでアドリブに笑ってたのに、もう笑えなくなるの。 ここで。

客席なんか見えちゃいないふたりの目には、お互いの姿しか映ってない。




本当に正直な感想として、この演目オサあやねでやって良かったねって言うか、
他の組のトプコンビじゃきっとどの組でやったとしても駄目だったと思う、と言うか。
あのねー本当に申し訳無いんですけどこの台本ツマンナイと思うんですよ(爆)
けど、私には楽しいお芝居だった。 だってオサあやねが素敵バカップルだったから。
(※他組のトプコンビには愛が無いという意味に非ず)(柄とか適正も含めた問題)

そしてオサさんも、まさに “今” この演目が出来て、良かったなって思う。

以前のオサさんだったら考えられないもの。 娘役さんとかくれんぼ♪とか(笑)
適度に弱くなって適度に子どもっぽくなった今だからこそ出来るんだと思う。
素でいちゃついてるようにしか見えないふたりは、こっ恥ずかしいけど、微笑ましい。
それはやっぱり、オサさんが “王子様” でなくなったからだな、と私は思うし。


初めて観た 『うたかたの恋』 は、予想外に退屈な、緩い夢物語だったけど。


でも私の観た 『うたかたの恋』 は、一組のバカップルがいちゃついてるだけの、
それでもそこには真摯な想いが、 “芝居っぽくない” “リアルな” 愛情があふれて。

すごくすごく楽しい、そして嬉しいくらいに恥ずかしい(笑)恋愛ドラマでした。




……で、何よりも嬉しいのは、オサさんを今まで以上にだいすきになれたこと。

客席アピールなんかすっかり忘れてあやねちゃんといちゃついちゃってるよーな
そんなオサさんがだいすきだ。 これからもずっと、ずうっと、見ていたいふたりです。




スポンサーサイト
【2006/11/10 23:56】 | はなぐみ観劇日記。 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
<<続・ファンの定義。 | ホーム | 川口リリアより帰宅中。>>
コメント
凄いですね~~~(唖然)
想像を絶するお二人ですね~!
アパルトマン>>ファントム>>>うたかた・・・と
どんどんパワーアップしてるバカップルぶり!!!
閣下は一体どーなっちゃったんでしょーか!?
もうナルシスト閣下の称号は返上されるおつもりなんでしょうかね!?

いやいや・・・こんだけバカップルぶりを見せ付けてくれるのは
○シ△ム以外いないと思ってましたけど・・・(笑)
素晴らしいっ!!!大好きだっ!!!オサ彩音万歳!!!
もうトマさんのレポ読んじゃったら居ても立ってもいられませんよ(泣)

可愛くって仕方ない彩音ちゃんをお膝に抱っこしてる
閣下のデレッデレ顔が観たくて観たくて堪んないっっ!!!
どんだけ凄いキスシーンなんじゃ!?(ぼそぼそ)
でもって大好きオーラ駄々漏れのオサ様一直線な彩音ちゃんが観たくて・・・(以下略)

こんな蛇の生殺し状態で・・・あと2週間の我慢ですよ・・・(泣)

【2006/11/11 21:07】 URL | 舞奈 #-[ 編集] | page top↑

>舞奈さん。

ええ、もう本っっ当に想像を絶するバカップルでした…!!(落ち着け俺)
閣下は日増しに自己アピールが手抜きになっていく気がします(笑)
よもや他の誰でもないオサさんがこんな変わるなんて思わなかった!!
……と、観劇後に母上とふたり、大興奮で語り合いました。

○シ△ムもそうでしたが(笑)客席無視のバカップルほど、
見ていてこっ恥ずかしくて楽しくてウハウハするものはございませんね♪
割と退屈なお芝居なんですが(こら)主役カップルの場面がある限り
飽きること無く、気持ちも気合いも入れて観ていられました。
本当にもう、良いモン見たなって感じです(笑) 私的には。

舞奈さんは2週間後に観られるそうで。
脚本には期待せず、お膝抱っこに期待しといてください(爆)
私のよーなオサあやねスキーにはホント堪らない作品でした!!


【2006/11/12 13:06】 URL | トマ #-[ 編集] | page top↑
はじめまして。
「オサあやね」と入れて検索したらたどり着きました(笑)

私もコムファンでオサあやねスキーです(´∀`*)
こちらのオサあやね語りを読んで、そうそうそう!!と激しく同意してしまったので思わずコメントさせていただきました。
うたかた、良かったですよねー。
東宝タランテラが始まったのでこの先の全ツ道中は見届けられそうにありませんが…
楽までラブラブしてくれるであろう二人が楽しみです!!

突然のコメント失礼しました。
また遊びに来させていただきますので、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
【2006/11/20 14:13】 URL | 白木蓮 #e8.b9ePc[ 編集] | page top↑

>白木蓮さん。

こちらこそ、はじめまして。 そして、いらっしゃいませ!!

そっかーうちのサイトって検索出来たのね!と初めて思い立ち(超今更)
試しに 「オサあやね」 で検索かけたら2つめくらいに出てきました。
因みに当サイト内における “今月の検索語” では
「オサあやね」 が今のところダントツで最多みたいです(驚) 

『うたかた』 は本当に良い公演でしたよね!! 
私の周りはまだまだオサあやねスキーさんが少ないので、
オサあやね視点から同意してくださる方に出逢えて嬉しい限りです(感涙)
私もお金とスケジュールさえ許せば追いかけて行きたかったくらいです。

お初の書き込み、ありがとうございました。 嬉しかったです♪
常に世間の評判はどこ吹く風、好き放題な感想ばかり書いてる当ブログですが
こんなところでよろしければいつでも遊びに来てやってくださいませ(ぺこり)


【2006/11/21 02:31】 URL | トマ #-[ 編集] | page top↑
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://toma723kanon.blog50.fc2.com/tb.php/56-100166dc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。