スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
『仮面の男』 を観てきたのだが。

東京ヅカ劇場で雪組公演 『仮面の男』 を観てきたのですが。


ごめん誉めてない。

……てゆーか誉めようが無い。 なんだこれ…(呆然)


念の為。 役者さん達は良かった。 あと、ショーはすごく良かった。
しかしこの芝居はひどすぎた…私、演劇に対する評価は甘い方だと思うんだが
その私でも誉めたい箇所が1ヶ所しか無いってどういうことだろう…(悶々)

以下、愚痴に近いので。 このお芝居ダイスキ!!て方は御覧にならないよーに。

念の為。 役者さんは落としてません。 てか役者さん達は何ひとつ悪くない。
そしてネタバレしてます要注意。




どっから突っ込んで良いかも解らないんだが、感想をひとことで述べるなら。

二度と観たくない。

今までにも、もう1回は観なくていいかな、くらいに思った作品なら有るけども。
マジ二度と観たくねェ、と思ったのは生まれて初めてかもしれない。
始まって5分でツマンナイなと思…ったまではまだ良かったと言うかマシだった訳で、
15分も経過する頃には頼む早くおわってくれ、になってた。 とんでもない…。

そしたら休憩時間に耳にした一言。 「ムラより大分マシになったわね~~」

……ムラだともっと酷かったの!?(驚愕) これ以上ひどいって、どんだけ!!??(古)



なんてゆーか。 なんてゆーか。 私の個人的な感想なんですけれども
ツマンナイ、とかそういうレベルじゃなかった。 正視に堪えなかった。
申し訳無いけど、今の私は昔より大分、雪組さんへの思い入れが薄くなっているのだが
それで良かったと思ったよ。 演出家さんを闇討ちせずに済みました(えええええ)



私の演劇に対する判定基準は主に2つだけ。 愛と面白さ。
そこに愛があれば、脚本がアッチコッチ破綻してよーが無問題。 割と気にならない。
更に面白ければ万事オッケーですよ。 ちょっとくらいの矛盾点など、どーでもいい。
(※面白い=笑える、に非ず。作品世界にどっぷり浸ってのめりこめるかどうか、が肝心)

だから。

この作品を見るに、いちばんキツかったのは愛が微塵も感じられなかったことだ。

……なにがしたかったの? こだまさん。
綺麗な衣装を身につけて、とりあえず格好良い台詞喋って見得をきるキム君が見たかったの?
それとも三銃士ファンだから、三銃士の世界と時代背景を再現してみたかったの?
同名の映画にインスパイアされて、これをタカラヅカの世界で表現してみたかったのか?

どれも違うよな?
キム君への愛も、三銃士への愛も、同名映画への愛もこの作品には微塵も無いもんな。
本当はどうなのか知らないが、少なくとも私は、どれもカケラも感じられなかった。
むしろどれも超ないがしろにされてると感じた。 だから腹が立った。 見るに堪えなかった。
……せめて映画をオマージュしまくってくれた方が、どれだけマシだったか(嘆息)



この作品で一番目立って目についたのは、こだまさんの斬新な演出だが。

冒険活劇のくせにオープニングが地味なのはいいよ、後の惨状を考えれば些細なことだ。
まず、あのなんたら一座の世界史講座は何。 百歩譲って水戸黄門はスルー。
ルイ16世がいてマリーアントワネットがいて、ジャンヌダルクがいてその間の時代が舞台、って
なんでわざわざわかりにくい説明をするのか。 しかも無意味にコメディ風味で。
どうしても水戸黄門出したいなら、日本では水戸黄門時代のフランスが舞台です、でいいじゃん。

これが舞台進行上、どうしても必要な外せない演出であるというのなら、私だって我慢するよ。
でも正直、ここ無くても、物語は成立するよね。 むしろ入っている為にわかりづらくなってる。
なのにダラダラ続くこの世界史講座は一体……本当、一言でいうなら不要。 だと思うよ私は。

その後の 『How to~』 パロディもイラナイっちゅーか、私 『How to~』 観てないからな…。
観てる人にはおもしろかったのだとしたら、私には観客の資格が無かったっつーことかしら(毒)
それはともかく三銃士の無銭飲食はいただけないだろう。
……これから観客が感情移入しなきゃならない対象をわざわざ格好悪くしてどうする……

問題なのは。
無銭飲食しようとした挙句、それがバレたら暴力沙汰で押し切ろうとした三銃士(←ただの強盗)を
たまたまとおりがかった(?)かつての同志・ダルタニアンが見逃してくれるんだが
「次は無いからな(=次は逮捕するぞ)」 と言い捨てて去る彼を見送るポルトスさんの一言
「あいつは変わってしまった…」

そりゃ次は逮捕されるだろうよ、犯罪だもの。

ちょっとちょっと三銃士ナニ言ってんの!? 見逃してもらえた方がラッキーだぞ!?
あいつは変わったとかいう問題じゃないよ。 どう考えても今の、悪いのはお前らだから!!!(汗)

意味の無い世界史講座とか、何割の観客が楽しめたか解らないパロディとか、やる暇あったらな。
三銃士が何故に銃士隊を辞したか、を描かなければならなかった。
かつては国王と王妃を忠誠を誓い、フランスの為に命を懸けてきた、そういう彼らが
現国王ルイ14世が即位してから、彼の暴君っぷりにどれだけ失望したか。 かつ冷遇されたか。
そして現国王のために貧困にあえぐ民衆を見て、彼らがどれだけ憤っているのか。
更には、そういうルイ14世を知りながら銃士隊に残っているダルタニアンへの不信。 失望。
それを描いておくからこそ、後々のルイとフィリップを交換する計画に観客が感情移入できるのに。
人生楽ありゃ苦もあるさとか、ハウトゥーとか歌わせてる場合じゃないだろ。 時間のムダ。
他に説明すべきことは山のように有るのに、どうして要らん演出をわざわざ入れて時間使うのか。

……突っ込み始めたらキリが無いんだけども、もう最初から最後まで一時が万時、この調子でな。

ルイ14世の女遊びをいちいち紹介するくだり。 アレ、どうしても必要なの?
無くても物語は成立するっちゅーか、むしろアレがダラダラ長く強調されていた為に
私はラストシーン見ながら 「そーいや、あの本妻や愛人達をフィリップはどうするんだろーか」 と
本筋とはまったく関係無いだろうことが気になって気になってしょーがなかったんだが。

唇いっぱい出てきて色々説明してるらしい一連。 アレ、どうしても必要なの?
ムリに出してるよーなカン高い声でコーラスされても何ひとつ聞き取れないんだが…。
あんなことしてる時間あったら、アトスとラウルが仲の良い兄弟なんだよ的エピソードとか
もしくはラウル×ルイーズでラブラブ・デュエット場面のひとつでも作ってくれたら
ラウルが無実の罪で死にゆく場面でアトスと一緒に泣くことも出来ただろうに。 私が。

輪っかのドレスの中にミラーボール仕掛けて飛ばすの。 アレ、どうしても必要なの?
観客としては 「綺麗~」 でも 「かわいー」 でもない、 「なんなのアレ!?」 とゆー
なにか奇異なものを凝視する視線を投げかけるしかないトンデモ演出なんだが
今回で卒業のはるかみどりちゃんが、そーゆー観客の視線に晒される(しかも吊り下げられてる)
そんなとこ大真面目に見たくなかったんだけど…しかも別に必要も無い演出で(怒)

あと、ドレスがパカッと外れて中から肌着姿?みたいな娘役さんが出てきてルイと踊るとことか。
これが舞台進行上、どうしても必要な外せない演出であるというのなら(略)みたいなのの連続で、
物語にとっては別に無くてもいい場面や演出なのに、わざわざ、敢えて入れてあるっていうのは
演出家・こだまさんがやりたかったから入れた。 としか思えないのね。 どう考えても。

自分の考えた斬新な演出を、観客に見て欲しくて入れた。 作品に必要ではなくても。

そうとしか(私には)感じられないトンデモ演出がいちいち、ものすごく、鼻についた。
きつい言い方をして悪いけれども、でも腹が立った。 苛々したし、とてもストレスだった。

愛が無いよ。

キム君に対しても、雪組に対しても、原作者のデュマや、三銃士というキャラクタに対しても。
それらを魅力的に描こう、見せよう、自分の解釈を形にしよう、という愛情が感じられない。 全く。
唯一感じられたのは、こだまさんの、自分自身の演出技術に対する愛情とコダワリだ。
そして私は、こだまさんの演出脚本だけが見たくてヅカを観に行った訳では、決して無い。

私は、以前ほど熱烈にハマっているファンではないけれども、今でも雪組が大好きだから。

雪組に対する、キム君に対する、愛情の無い作品は観たくないです。



だから二度と観たくない。 二度目は観られない。 というのが正直な感想でした。
……ヅカでここまで、 「二度目はムリ」 とまで思ったのはホント初めてだわこれが(がっくり)

あーあもう1枚あるチケットどうすれば。 本当にもう1回観るのはムリだ。 ストレスすぎて。
でもショーはもう1回どころか10回でも観たいな。 申し訳無いけどショーから観に行くかな…。



最後の最後にナンですが、キム君の芝居は良かった。 すばらしかった。 本当に。
1人2役、ほんとうに別人にしか見えなくて、このひとは凄い役者さんなのだと思いました。



スポンサーサイト
【2011/10/22 18:29】 | ゆきぐみ観劇日記。 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<フォローというか正直な感想。 | ホーム | つぶやくだけつぶやいて去る。>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://toma723kanon.blog50.fc2.com/tb.php/329-a031b507
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。