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孤独なひと、が好きらしい。

角川書店 『大長今』 全3巻をざっーと読んできた感想です。
てゆーか8割方グミョン語り(爆) 好きで好きで堪らないんです。


……あ、 『大長今』 は 『チャングムの誓い』 の小説版ですよ。 念の為。




主人公側に感情移入できないって、辛い(苦笑)

とゆーのが、正直な感想でした。 ホントすみませんこんな奴で。
解っちゃいる。 グミョンに惚れ込んでて、チャングムに好感持てる訳が無い。


うーん。 チェ一族がとっても悪いことしてるのは、凄くよく解るんだけどな。
グミョンが良くないことしてるのも解るし、彼女の張り巡らせた策のせいで
チャングムとその師匠(ハン尚宮)が酷い目に遭ったのも、理解してるのだが。
そして、そんなチャングムとハン尚宮を見て、可哀想!!とも思うんだけど。

でも、私は、グミョンが好き。 どーあっても好き。 ダントツに好き。

ハン尚宮が、……えーっと、ゴニョゴニョ(ネタバレにつき自粛)な場面では
うっかり泣きそうになるくらい、ひどいーっ!て思ったんだけどな私も。
でもやっぱり、ハン尚宮よりチャングムより、私はグミョンが好きなんだよなあ。


たぶん。 グミョンが誰より孤独だから、私は彼女が好きなんだろうな。


“愛されキャラ” を好きになれないのは、私の悪い癖なのかもしれません(笑)
人間にとって一番辛いのは孤独なんじゃないかなって、私は思うのですが
だから “愛されキャラ” のチャングムに、私はあんまり同情できないのかな。
親はいなくても親代わりの師匠はいる、友達はいる、愛してくれる人もいる、
いつだって誰かしらが助け、見守り、理解してくれてるもの。 恵まれてると思う。
そんな風に “守られてる” 人だから、苦労していてもそこまで可哀想に見えない。
(※あくまで私の感覚での話です。 可哀想!て思うのが極普通の反応なのではと)

グミョンには、誰もいないんだもんなあ。 そうやって守ってくれるような人が。
後ろ盾と言えば叔母様だけど、庇護してくれる存在であると同時に圧力でもあるし。
ずっと独りぼっちで悩んで闘って苦しんでるような印象。 可哀想で堪らない。
で、そんな状況下でも一途な愛を貫いてる辺りが可哀想で可愛い。 だから大好き。
(ジョンホに言った 「苦しい時に誰も傍にいてくれなかった」 の一言が痛切)
(にも拘らずそれを理解できないジョンホって)(あの男のどこが良いんだ)(暴言)



……っつー訳で、主人公のチャングムも、ミン・ジョンホも好きになれない私。

お蔭様で中巻&下巻の後半を読むのが苦痛でしょーがなかったっす(苦笑)
だってグミョンが出てこないからー。 チャングムの恋愛なんかどうでも(以下自粛)



私が主人公に感情移入できないのには、他にもうひとつ、理由があって。
失礼承知で言ってしまうけど奇麗事貫いてるように見えてしまうんですよ(爆)
志とか、言葉のひとつひとつを、ぜんぶ奇麗事だと切って捨てるつもりは無いけど
でも、なんか美化されてるよーに見える。 綺麗にまとめられてるような印象。

仇を取るってのは、即ち 復 讐 だけども、それってそんなに美しいことか?

実母があんなことになって、それから、母と慕った師匠まであんな仕打ちを受けて、
恨みに思う気持ちは解るが。 でもどうして、その矛先がグミョンにまで向くのか。
それは私がグミョンに肩入れしてるから思うことでは無く。 純粋に疑問。
だって普通に考えたら全ての黒幕はグミョンの叔母だと思うのが自然じゃないか?
確かにグミョンはそこに一枚どころじゃなく二枚も三枚も噛んでるんだけど(笑)
でもそれは、あくまで読者とか視聴者とか第三者目線だから解ることであって
私がチャングムの立場にいたとしたら、グミョンがそこまで関わってるとは思わんが。

チャングムが医女として宮廷に戻り、グミョンと再会した時に彼女へ向けた台詞
あれ、どう考えても厭味だけど(笑) あそこまで憎しみぶつけんでも、と思う。
グミョンのしたこと総てを知っていて言ってるならば、チャングムはエスパーだし
知らないで言ってるのなら、グミョンのことはチェ一族の一員だから、という
本人(=グミョン)にとってはどうにもならない理由で恨んでることになるけどな。


グミョンに自首を勧める時もさぁ、私の友情はここまでです、とか言って
いや、君の友情って今までドコにあったよ? と思ったのは私だけなのかな(苦笑)
あの状況下で友情なんて奇麗事を大真面目に吐いても許されるのは
最初っから最後まで相手を信じきった “お馬鹿ちゃん” だけだと思うんだけど。
(チャングムは 「いいひと」 演じるには頭良すぎるんだよ…)(愚直さが欲しいのー)




――― と、主人公に不満を感じていたら、思い出したヅカ作品がある。

どーせここはヅカファンのブログ、てことで比較に持ち出してきてみますです。
雪組公演 『DAYTIME HUSTLER』 。 お好きな方はこの先立ち入り禁止っす。



『ハスラー』 は楽しい作品だったんですけど、不満点も少し残ったのですよ。
それは物語のヒロイン・シルヴィアが婚約者からローリーへと心変わりするくだり。
婚約者のトニーは確かに浮気してたから、おあいこと言えばそれまでですけど
肝心なのはトニーが浮気していることをシルヴィアは知らないってことなんです。
だからシルヴィアは別に、トニーに裏切られて傷ついたから浮気した訳じゃない。
トニーの裏切りは知らなくて、ただ自分も心変わりしたからローリーを選んだだけ。

そりゃあ、仮にシルヴィアがトニーの裏切りを知って浮気するって展開だったら
ローリーとの恋愛そのものがアテツケの産物みたいになっちゃうんで、アレですが。
でもそれならそれで、トニーとの婚約くらい解消して来いよ!! と私は思って。
大好きないづる姫の初ヒロインってことで、ものすごく楽しみにしていたのに
シルヴィアがそんなんだったからもう、イケコを絞めたくて堪らんかった(大暴言)


……すみません、つい熱くなって脱線した(爆) 話を元に戻しますです。


私は。 これと同じ類の違和感を、 『大長今』 読んでる時にも感じたのですよ。
登場人物が何を知ってて何を知らないのか、ちゃんと考えて書かれてるのか? と。
読者や、視聴者や、或いは物語を作る作家自身は知っていることだからといって
それをチャングムが知ってることにしちゃ駄目だろ(笑) 周知の事実とは違うのに。




そして、 『ハスラー』 を思い出したら、これまた勝手に思ってしまったこと。
トニーとグミョンって似てるよな(笑) 状況とか立ち位置とかが。 微妙に。

観劇当時のブログで、私はトニーのことを、こんな風に書いてたのですが↓

 この、トニーというキャラ。
 大好きです。 人間らしくて弱くてずるくて、愛おしい。
 いっぽの真っ当な持ち味がトニーというキャラクタを具現化した時
 そこに真面目で、必死で、なのにひたすら追い詰められていくひとりの男が現れる。
 トニーは演りようによっては純黒にも、黒に限り無く近い灰色にもなる役で、
 けれどいっぽの作り上げたトニーは望まずして自らを黒く染めてしまった男。
 汚れていく自分を憎みながら、救いの手は誰からも差し伸べられない。

グミョンも正に、こんな感じがする。 望まずして自身を黒く染めた少女。
(※年齢的に 「少女」 ってのはオカシイのですが、私的には少女のイメージ)
理想があって、期待もされて、だから必死に走ってきた、その筈だったのに
自分の手を汚さざるを得なくて、そこで悩んでも誰一人傍にはいてくれなくて
引き返す道は無く、追い詰められていく。 そんな自身を自分でも信じられずに。


…………可哀想だあー……私って奴は、ほんとうにこういうキャラに弱い。

愛される人よりも、愛されたい人が、愛を得られなくて苦しんでる姿に弱い。
孤独に耐えるため欲した “拠り所” すら得られず、独りで堕ちていくのに弱い。




孤独なひと。 だからこそ哀れで、愛おしくて、抱きしめてあげたくなるんだ。




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【2007/09/16 23:34】 | 読書メモ。 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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