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SPキャストは伊達じゃない。@帝国劇場 『レ・ミゼラブル』 感想。

今更気味ですが、13日に観て参りました3回目のレミゼ感想文です。


今回の(自分的)目玉はSPキャスト・島田さんエポニーヌ&石川氏マリウス。
それからこれまた初めてお目にかかりました、山口さんのバルジャンです。





気づけばいつの間にやら20周年スペシャルキャストを全制覇していた私です。
全制覇を目指してた訳ではないのですが……本当にいつの間にか、って感じで
今年が初見だというのに、我ながらものすっごい生意気な気がしつつも
やっぱり “SP” ってのは伊達じゃないなあ、というのが超個人的な感想でした。

なんてゆーか。 その役の総てが全身に叩き込まれている、そんな印象でした。

演じている、て感じがしないんですよね。 その役を生きている、という感じ。
タカラヅカが雪組で最初に 『エリザベート』 を上演した時、試行錯誤したように
輸入したての海外ミュージカルを初演する時ってすごく大変だと思うんですけど
そういう、手本の無い状態を開拓してきた方々の持つ強さとか、逞しさとか、
そんなパワーが(作品やカンパニーの持つ力とは別に)感じられた気がしました。



……てな訳で、ここから下はキャストさん別の感想です。

今まで見た2回も素晴らしい配役でしたが、今回も私のイメージぴったりに思えて
なんだか観る度にベストキャスト!と思ってる現金な観客なんですけどね(苦笑)




       *       *       *     




   ●ジャン・バルジャン@山口祐一郎さん。

最初の方は、やたら客席の方見てお芝居するのが面白かった(笑)んですけど
中盤以降は私も見慣れたのか(?)そんな面白さも違和感も無く見られましたです。

山口バルジャンで印象的なのは、とにかく女性と子どもに優しかったところです。

リトルコゼットに満面の笑みで 「おいでっ!」 と両手を広げてみたり、
その後でぶんぶん振りまわすとこなんて、勢いつきすぎて帽子取れてるし!!
(コゼットがきゃーきゃー騒ぐほど振り回してるバルジャン初めて見たよ…)
ファンテーヌにも優しくて、彼女が死んでいくところは涙腺が本当にキツかった。
そして、バルジャンが死を迎えるところも。 ファンテーヌが迎えに来るんですけど
ファンテーヌが “見えている” バルジャンも私の見た限りでは他にいなかったので
けっこー驚きでしたし、また違った感動が得られました。 2人の繋がりが見えて。

当然ですが、お歌も上手でしたよ。 喉から音を出すのが自然な感じ、と言うか
力の入れ加減とか、 “ミュージカルで歌い慣れている” 、そんな印象でした。



   ●ジャベール@岡幸二郎さん。

ちょ―――カッコ良かった!!(惚) ジャベールって恰好良いキャラだったんだ!

岡さんジャベールは、なんて言うか、あんまり変な人っぽい感じがしなくて(笑)
エキセントリックなのはジャベールの基本設定かと思い込んでたので少し意外でした。
なんちゅーか、自分こそ正義、法律こそ正義と信じ切って生きてきてしまって
だからそのアイデンティティが崩壊した時に死を選ぶ…というのが理解しやすかった。
( 「俺は法律、なめるなぁっ!」 て歌うとこの迫力が凄かった)(ホント鳥肌モノだった)

「星よ」 のナンバーも、今までは割とスルーしがちに聞いちゃってた(こら)のですが
岡ジャベの歌からは素直な感情が伝わってくる気がして、急にダイスキになりました。



   ●エポニーヌ@島田歌穂さん。

お芝居に模範解答など無い。 ……というのが我が持論なんですけども、
エポニーヌの模範演技ってコレなのでは、と思わされるくらい素晴らしかった。
なんかね、足りないものが無い。 基本的な設定にもマリウスへの恋心にも。
本当にガブローシュが言うところの “まだガキなのに恐いもの知らず” だった。

エポニーヌの “恐いもの知らず” っぷりを表現するのって難しいんだなと思いました。
叶わぬ恋の末に死んでいくキャラクタだから、儚い印象ばかりが先行しちゃうのかな。
島田エポは見るからに “恐いもの知らず” で、でもマリウスへの恋心もちゃんと見えて
キホン恐いもの知らずだからこそ、その叶わぬ恋心が一層にいじらしく愛らしく映るの。
その強さと勇気があるからこそ、マリウスへの恋に殉じる時、儚さがより増して見えるの。

何より凄いと思ったのは。 島田さんの、ミュージカル俳優さんとしての表現力です。
ミュージカルってのは歌劇なんですよね。 歌で劇をするものなんですよね。
台詞を歌う、或いは歌で演技をする、そういう表現力が本当に突き抜けているのだなと。
歌いながら演技をする、では無く。 歌で演技をする、なのですよ。 ほんとうに。
島田さんのエポニーヌは確か、世界のベストキャストに選ばれていたと思いますが
それも納得と言うか、日本からこんなミュージカル俳優を輩出したことが誇りだと思う。

お金と時間さえあれば、このひとのためだけに博多まで追っかけたい気分ですマジで。

最後に。 外見的にも声的にも、私的には 16、7歳の少女にしか見えませんでした。
目がおっきくてバンビみたいに愛らしい。 まだまだ全然、現役キャストでいきましょうよ!



   ●マリウス@石川禅さん。

声が若くて驚いた(笑) ジャベの時とは別人だ!!(だから当たり前だってば)

おもしろかったのは、島田エポに 「その髪、好きだわ」 と触れられた時の反応。
今まで見てきた若手マリウス達は、なんだよって感じに怒るか困るかなんですけど
石川マリウスは笑い飛ばした。 「なんだよ、ふざけて…はははっ!」 だったの。
この時の笑い方が少しばかり成熟しすぎていた(笑)のは、まあ、ともかくとして
ただ、これに対するエポニーヌの反応を考えると笑うのは正解かなって私は思って。
勿論、怒ったり困ったりっていう青い反応も若々しいマリウスらしくて良いのですが。

個人的には。 石川さん単体で考えるなら、ジャベよりマリウスのが好きだなー(笑)
石川さんは硬さや冷たさよりも、あったかさの表現に長けたひとのような気がするので
死にゆくエポニーヌを包み込む時や、コゼットに対する柔らかい愛情が印象的で
この表現をジャベの時に封じてしまうのは何だか勿体無いな、なんて思っちゃったり。

……いつかジャン・バルジャン演ってくれないかな(ぼそ) 泣かされる自信あるのに。



   ●ファンテーヌ@渚あきさん。

ヅカ卒業後のあきちゃんを初めて見ました。 細っこくてかわいかったー(きゅん)
ファンテーヌとしては、場面ごとに細かなお芝居を丁寧にされていて良かったです。
胸を患っているのも解りやすかったし(つか初めて知ったよ)死の床にいる時も
コゼットの幻影を目でちゃんと追っていて、それが切なさを増してくれましたです。

ただやっぱりバルジャンを迎えに来るところは、岩崎さんの凄さを痛感した…。
個人的には、あの場面は音符の長さを変えたりせずに、譜面通りに歌って欲しいなあ。



   ●コゼット@菊地美香さん。

前回観た時より高音がとっても綺麗に出るようになっていて、嬉しい驚きでした。
気持ちの表現もより細かく、より丁寧になった気がする。 やさしいコゼットだった。
バルジャンを父親として慕っていることや、マリウスに惹かれていることなんかも
前回よりストレートに伝わってきたので感動させられる箇所が増えて困りました(笑)

石川氏マリウスとは年齢差カップルな雰囲気がやっぱり少し出ていて(そりゃあね)
でも年齢差萌えな私的にはそこが却ってツボでした。 マリウスが紳士ー!!
想像を遥かに超えて良い雰囲気な2人でしたよ。 めっさ可愛い新婚さんでした。
そしてカーテンコールでも美香コゼをやさし~くエスコートする石川マリウス(激萌)



   ●テナルディエ@安崎求さん。

私的に完璧なテナルディエでした(大絶賛) 文句無しに素晴らしかったです。
お芝居が細かくて巧みで、とにかく “巧い” という印象を受けたのですが。
おちゃらけてる時と、そうでない時とで、声(の出し方)が全っ然違うのですよ。
特に凄い!!と思ったのが1幕後半、バルジャンとコゼットが恵みに来た場面。
恵んでくれ~みたいに(バルジャンに)言ってる時は、媚びるような声音なのに
バルジャンの顔に見覚えがあると気づいた瞬間にその声が格段に低く変わるの。
この変貌っぷりに、ぞっとした。 タダモノじゃない悪党なんだなと、そう思えて。

小物でありながらも、原作者曰く “救いようのない悪党” であるテナルディエ。
そういうキャラクタを本当に巧く、かなり正確に表現されていたんだと思います。
とにかく個人的にちょー好きです安崎テナルディエ。 ちょっと結婚したい位(爆)

余談ですが。 安崎さん、初演時には確かマリウスを演じられていたんですよね。
……嘗てのマリウス役者がここまで見事にテナルディエになれるもんなのか……感嘆。



   ●マダム・テナルディエ@田中利花さん。

田中さんのマダムは2回目でした。 大分見慣れてきてしまった気がする(笑)
コミカルながらも、要所要所では迫力とパワーを感じられるところが大好きです。
これも超個人的な感想ですけど、徳井テナよりは安崎テナとの組み合わせが好きかな。
安崎テナの方がマダムに対して強くて、リードしているような印象に見えたので。
(でもマダムと並ぶと小柄な徳井テナも可愛いので、それはそれで好き)(節操無し!)



   ●アンジョルラス@坂本健児さん。

この方にお目にかかるのは、 『ミス・サイゴン』 のクリス役以来で2度目です。
思ってたより小さくて驚いた(爆) クリスは小さく感じなかったんだけどなあ。
でも小柄な身体からは想像できないくらい力強い声がぽーんと出てたので
その辺がいかにも 「革命の闘士」 っぽくて良かったです。 格好良かった!!

石川氏マリウスとも年齢差ある筈なのに、そんな風に見えませんでしたね私には。
むしろ初見の岡アンジョ&泉見マリウスのがよっぽど年齢差に見えた。 何故か。
(でも岡アンジョと泉見マリウスの場合はその辺が萌ポイントなので可)(何の話よ)

ただ。 死に方(と言うか落ち方)は、岡アンジョルラスが絶品だったな今んとこは。
さすが 「月刊ミュージカル」 で拘りを見せるだけのことはあったわ、岡さん。
(岡アンジョは本当に “頭から真っ逆さま” なんです)(両足が真っ直ぐに上を向く)




       *       *       *     




さて。 次回観劇分のチケットもしっかり入手済みです(笑) 8月の中旬です。
で、前回の観劇時にドツボに嵌った山崎マリウス×真綾エポの最終日です!!
なのでマイ楽にしてしまおうかな、と。 やっぱり最後は拘りの組み合わせが良い。

でも残念なのは、今回大好きになった安崎テナルディエがもう見られないことです。
安崎さんの楽日は7月31日なのですよ…今月はお仕事あるからもう見に行けないし。
来月頭、せめて岡ジャベールだけでも観に行けたらなあ…(+今井バルジャンも!)


なんだかどんどん、我侭な観客になってしまいますね(苦笑) レミゼだいすきだー。




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