スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
“知ってるひと” 向け。@花組梅田芸術劇場 『あさきゆめみし』 感想。

ちょっと時間が空いてしまいましたが(汗)花組さんの観劇感想です。
ハッキリ言って、作品についてはあまり誉めてません。 申し訳無い…。


とりあえず、全体のお話。 生徒さん別には後日、気が向いたら(爆)




第1部の幕が下りる直前、刻の霊@まとぶ君が光源氏@オサさんに対して放った台詞

「さぁ源氏の君、これからどうする?」

を聞いた瞬間、私は頭の中で思わず

いやクサノ君、キミこそこれからどうするよ!!

……とツッコミを入れてしまったんですが(しょっぱなから暴言飛ばしてゴメンナサイ)



いや本当にね、このお話をどーやってまとめる気だろうと(爆)思ったもので。
で、結局最後までまとまらずに終わった気がすんですが。 ……ある意味、潔いな。



あのさ。 ものすっごく素朴な疑問をひとつ、出してみても良いでしょーかね。

これ観て 『源氏物語』 を理解できたひと、いるのか。

私は一応 『源氏物語』 のストーリー知ってるから。 それなり理解できたけども。
でも 『源氏物語』 を知らないで観に来たお客様も、絶対にいる筈ですよね?
いくらギネスに載るくらい有名な古典だからって。 内容を全く知らない方もいる筈。
そういう予備知識を持たない観客に、この作品はどれだけ伝わったんだろーか?


……自分が今年の頭に 『維新回天・竜馬伝!』 を観た時のことを思い出しました。
うん、あの時も書いたけども、私って奴は日本人失格レベルに国史知らないからね…。
物語の展開に全然ついていけなくて、おもしろいかどうかすら解らんかった(爆)


坂本竜馬は確かに、日本人の間で人気があると思う。 『源氏物語』 も同様。
でも人気があるってのは比較論で、万人に知られてる常識とはチガウのでは。
幕末マニアだろう(と私に思われている)石田センセの中では常識かもしれないが。
そして、クサノ氏の中でもおそらく 『源氏物語』 は必須の常識なんでしょーが。
そうじゃないひとも観に来てるから。 常識前提にして話進めちゃダメだって!!

…… 「おもしろくない」 以上に 「理解できない」 は辛い もんですよ……(嘆息)




個人的に。 もう出来上がってる作品に、あそこをああすりゃ良かったのに云々と
“作り直し案” を考えるのは好きじゃないのでやらないよーにしてるんですけど。

でも。 …………ごめんなさい、今回ばかりは言わせて。

きちんと主軸を決めれば良かったのに!!(切実) 

結末から遡って考えてみようよ。 ラストシーンは “光源氏と紫の上” でしょ?
だったらこのふたりの恋愛を主軸に据えて書けばわかりやすく面白かったのに!!
「若紫」 と、ふたりが新枕を交わすエピソード、このふたつの場面は必須だろ。
(念の為。 「若紫」 とは光源氏が幼い紫の上を見初め、幼児誘拐しちゃう場面です)
つーかヒロインが狂言回しに忘れられてるとか、ふつーにありえないから!!
(念の為。 刻の霊は紫の上を紹介する際、先ず 「忘れていたが…」 と仰るのです)

……ありえない……光源氏と紫の上がレンアイしてない 『源氏物語』 なんて……。

1本モノになることで、内容は濃くなるに違いないと勝手に期待していた私は
「若紫」 も、新枕のエピソードも、絶対に入るもんだと信じてたのに!!(号泣)




――― ところで、もうひとつツッコミどころが。
(てゆーか有りすぎてアレなんですが)(これでも絞ってるくらいさ!)

頭の中将@いっぽ君は一体なんのためにいるぞや?

光源氏とふたり、私たちは親友でありライバルなのさ♪ …なんてやっとるが、
『源氏物語』 を知らないひとにとっては頭の中将、ただのモブキャラだぞ多分。
親友兼ライバルな男がいるのは良いが、一体何のためにいるキャラなんだ彼は。
今回は 『黒蜥蜴』 の時のような対比にすらなっていないからどうにも…(頭痛)


もし、私が脚本書いて良いなら。

朧月夜の話は丸々削って(すずサマごめんなさい)夕顔のエピソードを入れるのにな。
夕顔は頭の中将の元カノだから、 「雨夜の品定め」 から話の展開繋げられるし。
更にここで六条御息所が夕顔をとり殺せば、彼女の存在意義もハッキリするし。
(六条御息所はあまりに出番少なくて、これまた何の為に出てきてるのか…)
そのあとに 「若紫」 、葵の上の死、新枕による紫の上の正妻昇格と続けて
後は 『あさき』 の公演通りに、明石、女三の宮の降嫁、紫の上の死、て感じ。
(本当は玉鬘の発見と裳着のエピソードも入れたいけど時間的に厳しいと思われ)


なんにせよ 「若紫」 と新枕は何がなんでも入れなくちゃ駄目でしょう!!(力説)
新枕ってのはつまるところ、男と女が初めて “男女の仲” になることなんですが
紫の上の中では “お兄ちゃん” 的だった光源氏との関係が、ここで変わるんだから!
しかも光源氏は紫の上に対し、ちょっと強引に新枕を交わしちゃう訳なので
これ入れてたら、オサあやスキーにとっては激萌えシーン間違い無しだったのに!!

それから頭の中将。 彼は光源氏の親友兼ライバル兼義兄兼 悪友 なので
その辺を 「雨夜の品定め」 でちゃんと説明すべき(軽快なナンバー1本で可)
光源氏にナンパの手ほどき(っつーか触発)したのは頭の中将なんだから
そーゆーオイシイ基本設定は生かさないと! タダの友達じゃ勿体無いじゃんか。
雨夜の品定めを上手く入れれば、頭の中将が明石まで来てくれる場面も際立つし
(光源氏の見舞いに明石まで来るのは結構危険なんですよ、作中じゃ解りませんが)
後に夕顔、更には六条御息所が出てくる伏線にもなって正に一石二鳥じゃないか。




…………はあ(嘆息)


突けば萌えのツボが出てきそーな箇所なんて、それこそ山のようにあるのにな。
どうしてあんな…… 「起・承・承・承」 て感じ になっちゃうんだろう(爆)




と、ここまで批判的に書いてきちゃったけど。 好きな場面もありましたよ。
今回の作品における、いちばんの私的ツボ入り場面。 それは、

柏木@めおちゃんの暴走シーン(笑)

これが、もう! めっちゃ楽しかった!! ちょーおもしろかった!!(え?)
超絶カワイイ女三の宮@いちかを襲う時の目つきにときめいたのは勿論のこと、
小侍従@きらりんに対してのみ発動する鬼畜モードがドツボでっっ!!(握りこぶし)
鬼畜なんだけど詰めが甘い風味なんですよ。 そこが特にたまんないっす(歪)

そしてそして、めおちゃんといちかの…じゃない、柏木と女三の宮の不義を知った
その時の光源氏@オサさんの怒りの絶叫が超すんばらしかったです(絶賛)
怒りのあまりに泣くお芝居って私は初めて見たかもしれません。 鳥肌立ったわ。


他には、1幕の、光源氏が藤壺@あやねちゃんと結ばれる場面が楽しかったです。
何が楽しかったって本気で拒絶してるよーにはとても見えない藤壺様が(笑)
「駄目です!!」 とか言いながらハートのお目々で源氏を見てるんだもんなー。
藤壺がそれじゃ駄目じゃん!と思いつつオサあやスキー的には全然オッケー(甘)


そういや、柏木の暴走シーンと言えば2000年版でも(私の中では)見せ場でしたが
今回再演するに当たって何が問題だって、見せ場の数が変わってないことかと。
イヤ数えた訳じゃないんですが。 印象として。 見せ場が増えてない気がするの。
上演時間は1時間増えたのに見せ場の数は変わらないんじゃ、そりゃ間延びするよ…。
(しかも物語自体がわかりやすくなった訳でも無く)(再演する時は改善してくれよ!)

そうそう。 あの斬新な(?)和洋折衷的フィナーレはなかなか楽しかったです♪
いっぽ君が女の立場を歌いながら女の子侍らせてたのは少々気になったけど。
(や、でもあーゆーワケ解らんことやらされても自信満々にこなせるのは長所よね!)
(いっぽ君てそういう系統のハッタリが利くひとだと思う)(とっても花組向きかと)(偏見)




最後に。 和モノなオサさんは、すっごく綺麗だった。 めちゃくちゃ綺麗だった。
お化粧が上手だとか、雰囲気が柔らかいとか、そういうところも含めてなんだけど
でもそれ以上に、卒業を決めた方特有の、研ぎ澄まされた美しさがあると私は思った。

余計なものをみんな削ぎ落としたみたいなの。 きれい、としか表現の仕様が無い。

考えないようにしてたことだけど、こんな風に突きつけられてしまうと目を逸らせない。


オサさんが君臨してる、華やかで鮮やかな花組さんが、私はだいすきなんだよ。



………………さみしいな。 それが今の、正直なきもち。




スポンサーサイト
【2007/07/21 16:18】 | はなぐみ観劇日記。 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
<<生まれてきた日のことを。 | ホーム | 柴田先生のレンアイ観。@宙組 『バレンシアの熱い花』 感想。>>
コメント

・・・・・・・・・・・・カッコイイ・・・(うっとり)

え?花組の面々がって?
まあ、それもそうですけども。
いやいや、あてくしが今うっとりしてんのは・・・
トマさん!貴女のバッサリ刀捌きでございましてよ♪
いや~もうあてくしがこの2週間!
うつうつうつうつうつ・・・(エンドレス)で鬱屈してた鬱憤が
この記事読んで一気に解消!!
思いっきりスッキリ!もう堪らん!うっひょぉ~~っ!って感じ♪

はい!はい!は~~~いっ!!!あてくしも思いました!!!
これ源氏物語知らね~方にはさっぱりなお話ですわ。
「若紫」や新枕シーンの挿入・夕顔登場との絡み・・・そして延長線に玉蔓の因果。
頭の中将からの恋の手解き!?やら二人の一筋縄では行かない複雑な関係!
本当に・・・そんだけ入れるだけでもオモロクなって
物凄い大作になろうというものをっ!!!(怒りの鉄拳)

さすがトマさん・・・(尊敬の眼差し)(うっとり)
源氏の真髄を良くご存知でっ!!!すんげぇ~(溜息)
あ、あ、あの・・・是非っとも夜を徹して語り合って頂けませんか!?
貴女と源氏物語を語り合いたい(はぁと☆)
「あさきⅢ」をどうするか!とか。
どうしてスダマ君はあんなに喋るのかとか。
頭の中将‘いっぽ君の見所を探れ!とか。
何より夕顔はいずるんじゃなきゃイヤだ!とか(え?)
何卒宜しくおねげぇ~致しまつ(深々)
ああ~長々と失礼しますたっ!(ダッシュ)
【2007/07/21 21:04】 URL | 舞奈 #-[ 編集] | page top↑

>舞奈さん。

レスが遅くなってしまってごめんなさいです(ぺこり)

そしてそして。 またも好き放題な記事で申し訳無い…!!
や、でも言いたいことは(少しでも)吐かないと溜まるじゃないですか。
私だって、全然キョーミ無い役者さんの、全然キョーミ無い作品なら
こんなに文句言いませんから、要は好きだってことなんですけどね(笑)
でも私のほざいてる通りに作ってみても、大作にはなりませんて!
その代わり超私好みの作品になります。 私だけ楽しい舞台(さいてー)

でもでも。 新枕のシーンと、源氏&中将の絡みは見たいですよね?
まだ幼い紫の上を強引に丸め込んでモノにしちゃう(爆)源氏の君とか、
そんな源氏とビミョ~な関係を貫く頭の中将とか、見たいですよね?
(見たいのは私ですねスミマセン)(でも撤回はしない)(なんて奴だ)

『あさきⅡ』 をどうするか。 是非とも語り合いたいですねっっ!!
ほんと、スダマ君はどうしてあんなに 余計に 喋るんでしょうねー?
それに、スダマ君はどうしてあんなに笑えるキャラなんでしょうか(禁句)
……等々々、疑問点とか不審点とかを色々とぶつけあいたいですね(爆)

ハイッ、私も夕顔ちゃんはめっさいづる姫なイメージです!!(挙手)
花っ娘さんにはまだまだ詳しくないので、つい雪っ娘で考えてしまう…。

あ、頭の中将@いっぽ君はなんだかひとりだけハーフみたいでしたね(笑)


【2007/07/23 22:28】 URL | トマ #-[ 編集] | page top↑
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://toma723kanon.blog50.fc2.com/tb.php/206-e23ed623
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。