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魅力再発見。@月組川口リリア 『ダル・レークの恋』 感想。

ちょっと遅くなりましたが。 月組さんの全ツ公演観劇感想です。


ネタバレ有りですので要注意。 っても、もう千秋楽ですけど(爆)
それから今回もトプコンビ語りばっかりですので、あしからず。




観劇後、真っ先に考えたことは 「あのラストシーンは必要か」 だった。

あのラストシーン、てのは、カマラがマッチマンを尋ねてパリに来た以降ね。
ふたりがもう結ばれないのは観客にも、それからラッチマンにも解りきってるのに
必死に彼を捜し求めるカマラと、彼女にまだ想いを残すよーな歌を歌う彼と。
あの場面が本当に必要なのか心底疑問だった。 無い方がスッキリすると言うか
去り行くラッチマンと慟哭するカマラ、で幕下ろすべきじゃないか?と思えて。


ハッキリ言っちゃうと、どーせ結ばれないなら蛇足じゃん、と思っていた(爆)


思って、いた。 …………ん、だけ、ど。


例によっていつもの如く、しつっこくぐるぐると考えているうちに、ですね。
やっぱり必要なんじゃないかな、蛇足じゃないんじゃないかな、と思えてきたので
ちょっとその辺を自分でも整理しつつ、主役ふたりについて語ってみようかと。
これまたいつも通りの超主観的な観方ですので話半分にお読みくださいね。




私が、あのラストシーンを 「やっぱり必要なのでは」 と考え直した理由。
それはあの場面にこそ、ふたりが別れた理由が如実に表れてると思ったからです。

ふたりが別れた理由。 それは恐らく、価値観の違い。

価値観て言うか、もっと正確に言うなら恋愛に対する価値観の違い、でしょーか。
これが最後に(あのラストシーンで)はっきりと対比して描かれるからこそ
ふたりの恋愛の切なさも、それから未来への希望も、感じられる気がするんです。


実を言うと。 背を向けて去って行くラッチマンに、慟哭し崩れ落ちるカマラ。
ここで幕が下りなかった時点で私はふたりがヨリを戻すかもと期待した(爆)
……言い訳しておきますが。 私、今回のあらすじを、全然知らなかったんですよ。
知識無かった上に予習してなかったし、アサカナは予想以上の素敵カップルだったし、
だから観ながら悲劇なんだろうな~とは思いつつも頭の片隅で期待してしまった。
悲恋だろうな、再会は出来ないだろうな、でももしかしたら、とつい思ってしまった。

思ってしまっていた、からこそ。 ラストシーン、出てきたカマラを見た瞬間
どうしてお供を連れてくるかな。 …と、ちょっと本気で落胆した(笑)
だってお供なんて連れてきちゃったら、ラッチマンが会いたがらないの明白でしょう?
なんでそれがわかんないんだよう、と。 もー歯痒くてじれったくてしょうがなくて。




さて、ここで問題。 ラッチマンとカマラ姫は一体どこからすれ違っていましたか?

 答え:最初から。 (※あくまで私の中での答えです)

カマラが別れを告げた時から、ではなく。 ラッチマンが疑われた時から、でもなく。
最初の最初、舞台上で物語が始まるより前、恐らくはふたりが恋に落ちた時から。
恋が始まったその瞬間から、ふたりのすれ違いは始まっていたんじゃないかと私は思う。




物語冒頭、カマラから一方的に別れを告げられたラッチマンは、彼女に追い縋る。
その時に言った言葉の中に “恋をしている時はただの男と女” というのがあった。
ラッチマンにとってのカマラは、ただの女。 お姫様だとかは全っ然、関係ナシ。
ただの、ひとりの女として、ラッチマンはカマラを愛していたんだと思う。
そして彼女には、自分のこともそんな風に “ただの男” として見て欲しかった。
そういう意味があっての言葉だったんじゃないかなと、私は思った訳なのですが。

そもそもが、ラッチマンが嘘なんか吐かなきゃこの恋は悲恋にならなかったのですよ。
嘘ってのは詐欺師ラジエンドラがどうのじゃなく、騎兵大尉っていう身分のことね。
ラッチマンが最初から自分の身分(=マハ・ラジアの息子)を隠さず話していれば
詐欺師と間違われることも無かった、どころか、カマラから別れを告げられること無く
むしろ周囲からは盛大な祝福を受けながら、結婚だって出来たかもしれないのに。


なのに、ラッチマンは言わなかった。 恋を有利に運ぶであろう、自分の身分を。
それはきっと、 “ただの男と女として” カマラと愛し合いたかったからだと思う。
マハ・ラジアの息子として、身分の釣り合うカマラ姫と結ばれるのではなくて
ただの男であるラッチマンとして、ただの女であるカマラを愛していたからだと思う。

そして、彼女にも “ただの男” である自分を愛して欲しかった。

けれどカマラは彼に、別れを告げる。 「身分が釣り合わない」 という言葉と共に。
物語の最後で、ラッチマンは彼女に 「貴女が愛したのは私の軍服でした」 と言うけれど
彼がそう感じたのは正にこの、身分という言葉で彼女から別れを告げられた時だと思う。
ただの男と女として、自分と彼女は愛し合った。 否、愛し合ったと思っていた。
けれど彼女の口から告げられたのは 「貴方ではなく軍服を見ていたのです」 という一言。


それでも彼は、きっと未だ信じていた。 彼女は自分を “男として” 愛していたと。
最後の希望だったかもしれないそれすらも打ち砕かれたのは、疑いをかけられた時。
カマラから背を向けられたあの瞬間、彼の中で何かが切れてしまったんじゃなかろうか。
そして詐欺師ラジエンドラとして、偽りの姿と言葉で彼女に罰という名の傷を付けた。


私はこの物語をそんな風に捉えていたから、だからラストシーンのカマラを見た時
なんでわからないんだ、と歯痒くなった。 ふたりのすれ違いがもどかしかった。
お供を連れてきてしまったら、カマラは “ただの女” じゃなく “お姫様” なのに。
どうして総てを捨てて、ただの女として、ラッチマンの元へ来てあげられないんだ。
ラッチマンが何故、どんな想いで別れを告げたのか、愛しているのにわからないのか。

そして思う。 カマラが身一つで来ていたならば、彼に会えたかもしれないのに。

お供なんて無しで。 ひとりで来ていたら、ラッチマンは姿を現したかもしれない。
そう思うのはラッチマンが、自分を捜しに来たカマラに気づいていたからだ。
そして、そんな彼女を見つめながら、解り合える日が来るのを待っているからだ。
カマラを見送るラッチマンが、いつか君が心を見せてくれるのを待っている、と
そう歌った時に確信した。 このひとはずっと彼女を待っているんじゃないか、と。


お供を連れているお姫様とは、ラッチマンが再び恋愛することは出来ないと思う。
けれど、けれどいつか、もしもカマラが名前も身分も総てを捨てて来たら。
ラッチマンは彼女の前に姿を現す、ような気がする。 抱きしめてあげる気がする。
そしてまた、 “ただの男と女” として、つよく愛し合えるような気がするんだ。




……っていう “その後ストーリー” を勝手に妄想(爆)してみた時に、ですね。

あのラストシーンはやっぱり必要だよなあ、と考え直した次第なのですよ。
『ダル・レークの恋』 初めて観ましたが、個人的にはかなり好き作品になりました。
少しベタだけどもドラマティックで、じんわりと切ないラブストーリーだと思う。




――― と、真面目に語らせて頂くのはとりあえずここまでにしておいて。


今回のマイツボポイントは、1幕の カマラを苛めるラッチマン でした(爆)
円形ベッドでのきわどいラブシーンも良かったけど、私的にはむしろ、その前!!
庭で右へ左へと逃げ回るカマラ@かなみんを追い詰めるラッチマン@瀬奈くん。
あれがもー、激ツボでした。 怯えて逃げるかなみんが超可愛くてっっ!!(危険)
手に汗握ってオペラ構えつつ、脳内で声援送ってしまったよ…(勿論、瀬奈くんに)

うーん。 どうやら私、鬼畜モードの瀬奈くんが大好物だったらしいです(苦笑)
『ファンシー・ダンス』 の 「シェラザード」 でも激萌えした私でしたが
瀬奈くんてどんなに鬼畜モード入っててもどこかに白さが残ってそう、と言うか
弱い自分、傷ついた自分を覆い隠すための凶暴さって感じに見えて大好きなんです。
相手を追い詰めれば追い詰めるほど、本当に追い詰められているのは自分自身。
…って感じの、自虐的な鬼畜さとでも申しましょうか(鬼畜鬼畜言うてゴメンナサイ)


で。 そんな瀬奈くんに対してまた、かなみんがちょーイイ反応するのですよ!
恐がって逃げてるんだけどそこにはただ 「怯え」 だけじゃなく、哀しみだとか
或いは嫌悪だとか、押し殺している好意だとか、複雑な感情が垣間見えて。
要するにイヤよイヤよも好きのうちって言うか(違う)(つか古いよ!)
単純な恐怖じゃない、もっと色んな感情に呑まれそうになっている様が扇情的で。
(しかも背が小さいものだから、瀬奈くんに見下ろされまくってるのがまた素敵)

「悪魔! ひとでなし!」 「そうです、私は悪魔です」 とか堪りませんよね☆(何が)
あの場面の、愛らしい声で瀬奈くんを罵りながら逃げ回るかなみんがあまりに可愛くて
思わず舞台に駆け上がって瀬奈くんの援護をしたいと本気で思いました(やめれ)
だってカマラちゃん可愛すぎる……ラッチマンと挟み撃ちにして苛めてみたい!!
オペラ構えつつ 「そうさ、彼は悪魔さ!」 と高笑いしたいよーな気分でした(自爆)
(因みにこの話を母上に熱く語ったところ、ラッチマンよかよっぽど危険と言われた)
(そりゃあ言われるよなあ…)(かなみんがカワイイのがいけないのよ!)(責任転嫁)


いやー、アサカナ、本当に良いコンビになったなぁと思いました!!(爆)


……や、でもコレは真面目な話でね。 アサカナは元々、好きコンビだったのですが
ひとつだけ足りないのが緊張感ある色気かなぁと思っていたのですよ勝手に。
直球表現で申し訳無いのですが、ふたりの間に性的な雰囲気が全く無いと言うか
いつまでも付き合い始めのカップルみたいで、それはそれで可愛かったんだけども
夫婦役やっても恋人に見えるし(@ 『暁のローマ』 )時々、物足りなさを感じてて。

でも今回のお芝居を観て正直、驚きました。 ここまでやるかアサカナ!! と(笑)
それは、芝居中だけじゃなくてね。 フィナーレのプチショーなんかの時も
前にも増して瀬奈くんがかなみんをよく見るようになったなぁと私は感じました。
前作の 『パリ空』 辺りから瀬奈くんは、急に速度を上げて魅力を増してきた気がする。
そして瀬奈くんがパワーアップすることでコンビとしても益々良くなってる気がする。


今のアサカナだったら。 夫婦は勿論のこと、どんな作品も出来るんじゃないかなあ。
私個人と致しましては、繊細で鬼畜な瀬奈くん(すごい表現だな…)が好きなので
本心とは裏腹にかなみんを苛めてしまい、そんな自分に対し自己嫌悪で自虐的になり
そうやって傷ついているところを最終的にはかなみんの母性と愛情で癒されるという
とっても倒錯的なラブ・ロマンスを是非見てみたいんですけど(妄想も大概にしておけ)
かなみんは母としてでなく、女としての母性を発揮出来る稀有な娘役さんだと思うので
少年系の持ち味、尚且つ繊細な瀬奈くんとの相性はバッチリだと思うんですよ!!(主張)


……以上、ラッチマン×カマラに触発されてアサカナ(妄想)語りをしてみました☆




可愛くてカッコ良いペペル@ゆーひ君や、妹キャラが予想外にツボったリタ@あいあいや、
他にもまだまだ書きたいことはたくさんあったのですが、力尽きてきたので(爆)
今回はこの辺で切り上げときます。 気が向いたらまたこの続きを書くかもしれない。



瀬奈くんと、かなみちゃん。 いつまでも初々しいカップルと思ってたのになあ(笑)

でもこのコンビの(私的に)新しい魅力を発見して、ますます好きになっちゃいました。
最近は本当に、どの組を観に行っても素敵なコンビばかりなのでしあわせいっぱいです♪




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【2007/06/18 00:49】 | つきぐみ観劇日記。 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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