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トリオ de プロポーズ。@花組 『明智小五郎の事件簿-黒蜥蜴』 感想。

東宝初見、ムラ遠征から通算では2回目の観劇終了です。


今回は自分的に気になることにしか触れてません。 ネタバレ有。
大雑把な内容としては、明智君とか波越君とか雨宮君とか(大雑把すぎ)




ゴメンナサイ。 波越君は ただの脇役 かと思ってました(爆)


だってホラ、事件解決にはあまり役に立ってないし(明智君のアシはしてたけど)
サスペンスだし推理モノだからやっぱ警察の役はいてくれた方が良いよね!!
……というくらいの役割のために出演決定した、ちょい格上のモブ位に思ってた。
だから物語進行上はいてもいなくても一緒かと考えてたわ。 ……ごめん波越君……

2回観て、よーやく解った。 彼は明智君と対比させるためのキャラなんですね。

で、それが解ったら、この2人がどういう友人関係築いてるのかも初めて理解出来た。


私はこの2人、 『陰陽師』 の晴明と博雅みたいなもんじゃないかと思いました。
陰陽師である晴明は人間離れした力を持つ、孤高の天才。 才能はあるけど変わり者。
貴族の博雅は極々フツウの常識人。 特別な力は無く、不器用だけど、社交的で誠実。
一見正反対で実際にも正反対な(笑)この2人は、でも、友人なんですよね。
特に、晴明にとっての博雅は唯一の友人と言って良い。 だって他に友達いないから。
博雅にはたぶん、晴明の他にも付き合ってる友人はそれなりいるんだろうけど
晴明は変わってるし、人外の力を持つせいもあって、近づいてくるのは依頼人くらい。

友人だからって、博雅は晴明のことを理解しているのかと言うと、そうでもなく(笑)
むしろ博雅にとっての晴明は “未知の領域” 。 だからいつも振り回されてばかり。
パッと見だと、頭の良い晴明が単純な博雅をからかって遊んでるだけにも見えるし
晴明は誰に対しても(精神的な)ガードが固く、時に博雅は邪険にされてるようでもある。
けれど実は、相手に依存しているのは、博雅じゃなくて晴明の方なんですよ。
物語終盤で晴明の式神である蜜虫が死んで(と言うか消滅して)しまうんですけど
その時、独りになった晴明は博雅にこう言うんですよ。 「お前がいるではないか」 と。
(※因みに参考にさせて頂いたのは 2001年テレビ版 『陰陽師』 でございます)


話を戻しますが。 明智君と波越君も、こういう↑関係なんじゃないかと思うんです。
明智君は変わり者だから(天才と変人は紙一重)波越君が唯一の “お友達” なの。
波越君はマトモだし常識人だし、ああいう性質だから友人は沢山いると思うんですよ。
その中でまぁ、明智君のことは危なっかしいから心配で目が離せない(笑)のと、
自分には無い非凡な才能の持ち主だから、そんなとこに憧れてるのかもしれませんが。

……でも。 波越君が明智君に憧れる以上に、明智君は波越君に憧れてると思う(笑)

何にって、そりゃあ他でもない、波越君のその フツウっぽさ に。

人間、自分に無いものを持つ人のことは、羨ましい!!と思ってしまうものですから
非凡な才能を持つ明智君はきっと波越君の平凡さが羨ましいんだと思います私は。
特別な才能なんて無くて、素朴な人柄で、友達も多くて、極々フツウの結婚をした
そんな波越君を羨ましく思うと同時に、そんなフツウな友達(=波越)を持つ自分に
多大な満足感を得ているんじゃないかな。 かなり主観ですが、明智君はそんな印象。

波越君は中盤のドライブシーンで、明智君のことを 「解らない」 言うてるんですよね。
(正確には 「言った」 んじゃなく 「歌った」 んですが)(細かいな)(一応ね)
明智君のことは大事な友人と思ってるだろうし、劇中で色々と心配したりもしてますし、
けれどたとえば仕事上の愚痴なんかがあっても、明智君には言わないんじゃないかなあ。
だって理解出来ない相手に愚痴や相談なんかしないだろうさ(笑) 奥さんに言うよ。


初見の時に私が感じたこの2人の間の距離感は、こういうことだったんだと思う。

何故2人が友人っぽく見えなかったのか。 2人の関係が対等とは違うから。
2人はお互いに憧れる気持ちがあるし、そしてその度合いが、明智君の方が強くある。


波越の結婚について2人が話す場面がありますが。 その台詞を思い出してみますね。
明智君は波越君に 「どうして結婚した?」 と聞く。 それに対し、波越君は
「子どもも欲しかったし」 という答えを返し、それに明智君は 「解るよ」 と肯く。
…………って、ちょっと待て明智君。 キミ、本当に解ってますか?

だって子どもなんて欲しくないでしょ別に。 波越君と同じことしたいだけでしょ。
波越君みたいに 「妻がヘソクリ隠してさァー」 とか愚痴ってみたいだけでしょう?
ごくフツウの結婚、ごくフツウの新婚生活、そういうのが羨ましいだけでしょう?


明智君にプロポーズをさせたのは、何よりも “フツウへの憧れ” だと思う。 私は。


黒トカゲを追い詰めた時、彼女の作ってきた 「楽園」 に対し、明智君はこう言う。
それは甘やかすことでしかないと。 いつかは皆、社会に帰らねばならないと。
その言葉を自分への否定と受け取ろうとする黒トカゲに、明智君は尚もこう続ける。
否定するつもりは無く、ただ、君にもそういう風に生きて欲しいだけなのだと。

「そういう風に」 てのはつまり、社会の中に組み込まれて生きて欲しいということで。
社会には “組織” が付き物で、波越君なんかも警察組織の中で生きている訳だけど
明智君は探偵という職業を選ぶことで、組織からは外れながらも社会の中で生きている。
本当は明智君だって黒トカゲ同様に、社会の中では生きにくいひとだと思うんですが
それでも明智君が社会から外れないのは、波越君のようなフツウっぽさに憧れているから。
だから自分も社会の中で生きたいと思うし、愛する彼女にもそうして欲しいと願う。
「プロポーズ」 はそっちへ進むための第一歩なんだと思うんですよ。 明智君にとって。
彼が探偵を辞めてでも手にいれたかったのは “ごくフツウの結婚” なんじゃないかと。

黒トカゲと出逢った瞬間から、結婚まで考えてそーな気がしないでもないんですよ(笑)
明智君の、結婚に対する憧れってのは波越君が結婚した時からずっとあっただろーし
恋人ならともかく結婚相手の場合、ある程度は自分と(価値観とかが)似てないとキツいし
だから、自分を女にしたような、それほどまで自分に似ている女=黒トカゲに逢って
もうその瞬間から結婚するならコイツだ!くらいに思ってても不思議じゃない気がする。



そんな訳で私の中で、明智君と波越君がそれぞれ歌う 「プロポーズ」 は
2人の対比をより鮮やかに描き出すためにあるのかな、と理解されましたが(勝手に)

でも、だったら、雨宮君の 「プロポーズ」 は何のためにあるぞや?

……という疑問が新たに浮かび上がってきてしまいました(爆) 我ながらしつこい。



波越君は明智君と対比させることで、明智君の個性をより解りやすく際立たせるための
そういうキャラだと(私は勝手に)理解したので 「プロポーズ」 の歌詞についても

・苦労をかけるかもしれないけど幸せにするし大事にするよ、という波越君(王道)
・幸せにはなれないかもしれない、でも傍にいたいから待っている明智君(個性派)

↑てな感じに対比されているんだろうなと、納得出来たんですけど。 でも。

・必ず罪を償って君の元へ戻るから、だからそれまで待っていて欲しい雨宮君

↑の歌が何のためにあるのか、イマイチ解り辛い。 ような気がする。
……てゆーかやっぱりどう考えても雨宮と葉子の恋愛には説得力なさすぎる……


雨宮@まとぶ×葉子@ののすみが大好き!!て方には非っっ常に申し訳無いんですけど
私にはやっぱり、このふたりの恋愛は唐突すぎて理解出来ない。 ついていけない。
だって 「明智さんが好きだった」 「でも貴方の優しさに懸けたい」 「身持ちは固いのよ」
って次々捲し立てられても意味が解りませんYO !!(混乱しすぎ)(少し落ち着こう俺)
それにしても超演技派女優・ののすみをもってしても説得力無いってどうなの(禁句)

葉子は雨宮と出逢った後も、ずっと明智さんが好きで、告白までしていた訳ですよ。
それ思うとあの時イキナリ雨宮に逆プロポーズしたのにはそれなりの理由があって
①雨宮に自首させることで、大好きな明智さんの力に少しでもなりたかったから。
②雨宮には裸を見られているし、そこそこタイプだし、いっそ結婚しようと思った。
……という打算の上に雨宮を落としたという方が私的にはよっぽど納得なんですが。
(夢を木っ端微塵に壊して申し訳無い)(でも昔は裸を見られるって大事ですよね…?)


もしや、案外、花組さんの2番手格であるまとぶ君に雨宮という役を演らせる上で
ソロが無いと困るから 「プロポーズ」 の別 ver を歌わせようということになり
そのため葉子とくっつけたという、本末転倒な作り方をしてないだろうな(疑心暗鬼)

雨宮と明智君を対比させるとしたら、観点は 「黒トカゲへの想い」 だろうから
(ドライブの場面、黒トカゲを 「抱きしめたい」 って歌詞でハモってますし)
だったら雨宮には強引に相手役を配して無理矢理 「プロポーズ」 歌わせんでも
黒トカゲに対する想いのソロナンバー用意すりゃ良かったじゃん…とか思ってみたり。



……あ、そういや、プロポーズと言えば。

ムラ初見後の感想で、黒トカゲに対する告白が松公の台詞&声じゃあ萎えると
かなりヒドイ言い草だった私なんですけど(爆)その場面が今回、変わってました。
「純粋なんですな」 この言葉を “明智さんの声で” 言うようになってました!!
それがまたすっごく優しい、囁きかけるような声音で。 これめっさキュンときた(笑)

でも嬉しい反面、そんな都合良く改善されてたのが少々空恐ろしくもなってみたり。

…………イヤ、きっと偶然ですよ。 あれは誰もが気になる場面さ。 うん。



花トカゲは後1回だけ、来月頭頃に観に行く予定です。

それにしても明智さん、いつからあんな 顔芸激しく なったんだろうか(笑)




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【2007/04/28 00:38】 | はなぐみ観劇日記。 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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