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ずっとずっと、言いたかったこと。

……本当はもう少し落ち着いてから書こうと思ってたのですが。


大好きな大好きな、貴城けい殿下のこと。

(一方的な)出逢いやら想い出語りやら、いま思うことやら。
気持ちが落ちている方は読まないでください。 私も落ちてるから(爆)




ENAKさんの記事を読んできて、初めて気づいたことがある。
自分がどうしてこんなに今の宙組さんを、かしちゃんを、避けていたのか。

たぶん、嫉妬していたんだと思う。 頭の隅っこの辺りで。

今の宙組が大好きで、かしるいコンビが大好きで、かしちゃんが大好きで、
かしるいマンセー・宙組万歳!! ってお見送りできるひと達が羨ましかった。
私もその中に交じって、余計なことは何も考えずにお見送りがしたかった。


宙っ子さん達が、宙ファンの方々が、かしちゃんを暖かく送り出してくれたこと
それはすっごく嬉しいんです。 本当に、心から、嬉しいと思うんだけれど。


……でも私、真性の、根っからの雪組ファンなんです。 きっと。

勿論、雪組ファンの皆が皆、私のよーに狭量なこと考えてる訳じゃなくてね。




…………私って本当に心が狭いなあって、改めて思い知りました(苦笑)




舞台上のかしちゃんを初めて見たのは1000days劇場の 『凱旋門』 観劇時。
私はタカラヅカを観始めたばっかりの頃で、雪組さんを見るのは初めてだった。
正直に言ってしまいますが、この時のアンリさんは印象に残りませんでした(爆)
何でかショーでコム嬢に落とされた私はハイメさんにキャーキャー言っていた。

次に雪組さんを観ることになったのは、確か 『猛き黄金の国』 だったかな。
ムラでダブルヘッダーするも、またもかしちゃんは印象に残らず(申し訳無い…)
その次は 『愛燃える』 。 ぶんちゃん・コム嬢の両役にガッカリした覚えが。
この時のかしちゃんは西施@グンちゃんに横恋慕した末ロッキーに殺される役で、
『凱旋門』 のアンリを思い出して、変な役が当たりやすいひとだなと思った(……)

『追憶のバルセロナ』 は私の初恋ジェンヌさん・ぶんちゃんのサヨナラ公演で
同時退団したまひるちゃんも大好きだった私は、かしちゃんを見る余裕が無く(爆)
後々になってビデオ見てから、ジャン・クリストフ大好きになったりしましたが
まぁそのお話はまた後ほど(笑) 今はとにかく、かしちゃんとの出逢いについて。


“貴城けい” が私の視界に初めてしっかり入ってきたのは、更にそのあと。

コム嬢&まーちゃんのお披露目公演 『春麗の淡き光に』 の時だったのですが
総てを包み隠さず正直に書いていくと、当初の私はアンチ貴城風味でした(爆)


アンチって言うか、要はちょっと気に食わなかった程度なのですが。 今思うと。
当時の私は端的に言うとコム嬢至上主義な、超アイタタなファンだったもので
(※勿論、私のよーなファンは特殊なのであって極少数派だと思われますよ)
『Joyful!!』 の中詰め、センターがかしちゃんだったのが、何でか凄くイヤで。
お芝居もショーも、かしちゃんがセンターで、組子さん達に囲まれて出てくる
そういうシチュエーションが多いように思えて、誰のお披露目なんだよ!?って。

でも私、コム嬢がトプさんに就任した、そのこと自体は嬉しくなかった筈なので
……それがどうしてだったのかはまた別のお話なので、ここで詳しくは語りませんが
だから当時の私はコムファンでありながらも、お披露目はあんまり嬉しくなくて
なのに他のひとがセンターなのは気に食わないって、凄い勝手な話なんですけどね。

でもね。 その “お披露目公演” を、確か2回目に観に行った時だったかな。
○会抽選でゲットした、上手寄りだけど最前列っていう超良席に座ってたんですが
ショーの、キューバンビート(別名:チキチキブン)の場面が上手始まりなので
私の席がホント良いポジションで。 すぐ目の前にコム嬢&かしちゃんが出てきて。

その時のコム嬢が、本っっ当に良い表情で。 心の底から楽しそうな顔をしていて。

私が見ていた限りでは、お披露目公演のコム嬢、いっぱいいっぱいだったのね。
トプさんに就任して嬉しそうとか幸せそうとか言うよりも。 常に必死、て感じ。
あんまり慣れてない場所に立って、強張った顔で、ほっそい両足を踏ん張って、
就任おめでとう!とか思えなかった(私はね) むしろ痛々しくて、少し辛かった。

でも、そんな状態だった(ように私には見えた)コム嬢が、その場面だけ。
キューバンビートでかしちゃんと絡んでる時だけ、すごく楽しそうに見えたの。
気負い無く、ただ場面を楽しんでいるように見えたの。 あくまで私には。
かしちゃんもめっちゃ楽しそうで、バカップルがいちゃついてるみたいだった(爆)

コム嬢、かしちゃん大好きなんだなあって。 そう思わざるを得なかったです。
それまでの私は好きな生徒さん(ぶんちゃんやコム嬢ね)しか目に入らない観客で、
正直言って、かしちゃんのことはアウトオブ眼中だった(申し訳無い!)けども。
かしちゃんがいると、コム嬢、しあわせそうだし。 それならいいや、って。
ほとんどアンチカシコム状態だった筈の私だけど、それ以来、180度方向転換(笑)
誰が真ん中に見えようとも構わない、と。 カシコムがセットで大好きになった。


かしちゃんのことを意識してよく見るようになったのは、それからで
月組公演 『飛鳥夕映え』 も、作品的にはあんまり興味無かったんだけど(爆)
でも、かしちゃんが見たかったから。 かしちゃんの鎌足を見に行った。
あれは今でも私の中で、かしちゃんの演じた役ベスト5に入るくらい大好きです。
録音の台詞がやたら多いのにあんなにも表現出来てしまうことが衝撃的で
オペラが外せなくて。 私、このひとのお芝居だいすきだ、ってことに気づいて。 

特出を終えて雪組に戻ってきてくれた時は、ほんとうに嬉しかったなあ。
『青い鳥を捜して』 のデニス君は、そんなに好きな役じゃなかったんだけれど
なんたってあの公演は、ショー目当てで東京ヅカ劇場に20回以上通ったから
日々エスカレートしていくアドリブを見て、ますますカシコムが好きになったり。
でも一番の目当てだった、 『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』 の第2部
かしちゃん演じる “砂漠の詩人” が大好きで。 好きすぎて、苦しいくらいで。
毎回毎回、第2部でかしちゃんが出てくるところは、かしちゃんばっかりを見てた。
お陰でロッキー vs コム嬢のダンスとか、BS放送見るまで殆ど知らなかったし(爆)
初めてかしちゃんのお茶会に行って、詩人さんが好きです!と告白したりね(苦笑)


かしちゃんのお芝居って、見る度に違うのね。 楽日まで着実に進化していく。
雪組さんがそもそもそういう組で、……要は “出来上がり” が遅いんだけど(笑)
その最もたるひとがかしちゃんだなあって、私はよく思って見ていました。
“かしちゃんを” 見に行くと、前見た時と同じものは、絶対に出されないの。
勿論、舞台は生モノだから皆そうと言えばそうなんだけど。 でも、そうじゃなくて。
役の解釈なのか、役との向き合い方なのか、細かいところまでは解らないけれど
そういう奥深くの部分から進化していくように、私には見えて。 それが大好きで。
気づいてからは、お芝居は特に、かしちゃんばかりを見ていた気がするなあ。
……勝手に “殿下” って呼び始めたのも、そういえばこの頃だったかな(笑)
特に好きで、思い入れのあるひとは自分で勝手に付けた愛称で呼ぶの。 私の悪い癖。


―― で、 “殿下” って呼ぶのをやめたのは、かしちゃんが宙組に異動してから。

もっと正確に言うと、かしちゃんが異動したことを、自分が受け入れられてから。


かしちゃんのことが、私が知る限りでの人柄や、見た目は勿論、特にお芝居が、
私はほんとうにほんとうに好きで。 その想いが頂点に達したのが 『ベルばら』 で。
今まで特に好きでなかった作品の、特に好きでなかったキャラクタだったのに
かしちゃんが演じたアンドレが大好きになって、毎日一生懸命チケットを探した。
結局ムラ・東京合わせて10回しか見られなかったけど(十分じゃんよ!)(……)
アンドレ@かしちゃんばっかりガン見して、観る度、ブログに記事を書いてた。

だから、すごく迷ったんだよね。 このままかしちゃんのファンになろうかなって。
なれるかも、って思った。 現役生徒さんの中で一番好きなお芝居するひとだし。
かしちゃんが宙組に異動して、宙組のトプさんになるからって、そう考えて
『NEVER SAY GOODBYE』 を観に行った時にはとにかく下級生を頑張って覚えた。
プログラム買って、宙組さんに詳しいお友達から色々教えてもらったりして。
気になった生徒さんを見つけたら、モバイルで愛称とかチェックしてメモって。

あの時の私は、自分が “かしちゃんファン” になれると本気で思ってたんだよね。
ひと月分のバイト代を吹っ飛ばして、行く予定の無かった博多まで飛んだのも
自分が “かしちゃんのファン” になれるって信じていたからだと思う。
かしちゃんと一緒に、宙組さんについていけるって思い込んでいたからだと思う。


……無理かも、と気づき始めたのは、博多座で 『コパカバーナ』 を観てから。

確信したのは、コンサート。 『I have a dream』 の東京公演千秋楽。


行けない予定だったのに、運良くチケット譲ってくださる方がいらっしゃって。
観劇当日に発熱した阿呆な私だったけれど、フラフラしながら電車に乗った。
で、なんとかサンシャイン劇場に着いて。 さすがに千秋楽、凄い盛り上がりで。
カーテンコールなんて会場中(※舞台含む)がかしちゃんラブ!状態で圧倒された。
だって、凄かったんだもの。 宙組の下級生達が、かしちゃんへの愛を叫ぶ度に
客席がワーッと盛り上がって、拍手喝采。 宙組最高、宙組万歳!!って雰囲気で。

私は、そこに入って行けなかった。 その、かしちゃんファンの方々の中に。
心の隅っこの方で、宗旨替え早いんだなあって、酷いこと考えてる自分がいた。
だって、仕方無いのに。 かしちゃんが宙組に異動したのは事実なんだから。
私は雪組にいて欲しかったのに!とか、そんなこと言ったって意味無いんだし
異動したことを受け入れて、 “宙組のかしちゃん” を早く見慣れて、
宙組ファンになって、新生宙組最高!かしるいマンセー!!って盛り上がるのが
一番楽しいし、一番幸せだし、……たぶん、一番 “正しいこと” じゃない?

頭ではそういう風に理解したんだけど。 自分に問いかけてみたら、答えはすぐ出た。
―― Q.私は雪組ファンをスッパリとやめて、宙組のファンになれますか?
無理だ、と確信した。 かしちゃんのファンになることも、宙組ファンになることも、
だからその時にぜんぶ諦めて。 雪組の変動期を見守ることに全力を注ごうと思った。
宙っ子さん達がかしちゃんを暖かく受け入れて、支えてくれてるのは解ったから
もうそれで十分だ、私は雪組ファンに戻ろう、そう思って。 踏ん切りがついた。
そうして私は 『堕天使の涙』 を12回見て。 コム嬢とまーちゃんを見送って。
『竜馬伝』 は(これにも理由は色々あるんだけれど)東京で一度しか観なかった。




私の知っている限りでは、コム担の中に、かしちゃんを好きなひとが凄く多いのね。
約3年半もの間、雪組の2番手さんとして、コム嬢を支えてきてくれたから
そういうかしちゃんに想い入れのあるひとが多いんじゃないかなって、思うんだけど。
コム担なお友達が、かしちゃんの最後のお茶会に行ってきたんだけれど
会場ではコム会の知り合いとよくバッタリ会ったって、そんな話を教えてくれた。

そういう風に、コム担として……っていうのは私にはもう無理なんだけれど、
でも、たとえば “雪組ファンとして” 宙組のかしちゃんをお見送りする、ていう
そんな選択肢もあった筈なんだよね。 私には、それも上手くできなかったけど。
それができていたら今頃こんな風に、つらつら恨み言みたいなこと書いていないし。


できなかったと言うか、しなかったと言うか、……やっぱりできなかったのかな。

引っかかっていたのは、以前に 「裏」 と呼んでいたブログを閉めた時のこと。


宙組さんの 『コパカバーナ』 に対してあまり良い感想を書けなくて、反発された時
私は自分の中にあった “わだかまり” のようなものを全部お話させて頂いたのね。
その時記事として書かせて頂いたことの全部を正確に覚えてはいないんだけど。
かしちゃんが異動した前後頃の私は、今思うと凄い数のメールを戴いていて
そして、私にメールをくださった方は、その殆どがかしちゃんファンだったけれど
異動にとても戸惑っているひとが多かった。 ずっと雪組を観てきたのに、とか
他の組はあまり観てこなかったから、突然に異動されても困る、とか。 そんな風に。
私にとって一番身近なかしちゃんファンである母も、同じように戸惑っていたから
それもあって、私はかしちゃんの異動に対しては、そもそもが好意的でなかったのね。
好意的でないと言うか、何の脈絡も無い落下就任は二度として欲しくない、と感じてた。

そういう話を、自分なりに言葉を選んで、 “新生宙組” を否定しないように
気をつけながらお話したつもりだったんだけれど、上手く説明できなかったみたいで。

そんな、今更言っても仕方の無いことを言うより、本当にかしちゃんが好きなのなら
“今の” かしちゃんを応援するべきなんじゃないかって、そのようなことを言われて。
それは確かにその通りだと思うんだけど。 私も、頭では理解できたんだけれど。
でも頭で理解できたからって、気持ちまで切り替えられるかっていうと、できないし。


元より私は、たぶん一般的なヅカファンの方々とは、違う感覚で見ているから。
タカラヅカにハマる以前から舞台が好きで、ヅカ以外の舞台をよく観ていたからか
私は “生徒さんがトップになること” を、それほど特別なこととは感じないし
自分の好きな生徒さんにはどうしてもトップさんになって欲しい!とも、思わない。
勿論、トップさんになってくれたら嬉しいし、おめでとうって思うんだけれど
トップになることこそが最終的な、最上のゴールって思う訳じゃないんですよね。
別にトップにならなくたって、素敵な卒業を迎えられたひとはたくさんいると思うし
運良くトップになったひともね、たとえば研17で卒業したトップさんがいるとして
そのひとのトップ任期が5年だったとして。 そういう生徒さんを仮定して考えた時
私は、そのひとのヅカ生活最後の5年がいちばん大切だった、とは思わないのね。
トップに就任する前の12年間も、最後の5年とおんなじくらいに大切だと思うんです。

でも、たぶん、トップ就任期間をいちばん大事にするファンって多い気がするの。
トップになる日を楽しみにして応援してきたひとには、当たり前のことなんだと思う。
かしちゃんファンの方の中にも、そんな風に、トップになるのを楽しみにしてきて
だからかしちゃんの15年の中で “トップさんであった” 最後の8ヶ月間
その期間をいちばん大切に思っているひとが多いんじゃないかなって思うんですけど。
真ん中に立って、相手役さんに寄り添われて、組子さん達に囲まれて愛されて。
誰だって自分のいちばん好きな生徒さんが中心にいて愛されているのを見たいから
自分の好きな生徒さんが “トップである期間” を大事に思うのは、当然だと思うし。

今の私には “いちばん好きな生徒さん” がいないから、その感覚がよく解らない。
『睡れる月』 を観た時、かしちゃんが主役でしたね! みたいな感想を書いたら
コム担な読者様に 「ファンとしては、そういう風に言われてしまうと悲しいです」 と
そう言われてしまったことがあったんですが、当時の私は自称コムファンだったのに
その読者様の気持ちを解ってあげられなかったのね。 情けない話なんですが。
よく考えりゃ、 『Joyful!!』 観て、貴城けいのお披露目かよ!と思ってしまった
あの時の自分の気持ちを思い返してみれば、なんとなくでも理解できた筈なのに。
たぶん、その頃の私はもう既に、純なコムファンではなくなってしまっていて
(てゆーか “コム嬢至上主義” だった頃が一過性のものだったんだろうな)
だから誰が真ん中でもセンターでも主役でも、全然構わなかったんだと思う(爆)


何が言いたいのかというと、だから、そういう “変わり者” の私にとっては
かしちゃんの最後の8ヶ月間とその前の14年間が同じ重みを持っているんです。
で、気づいたら雪組ファンで、ここ5年ばかり雪組を重点的に観てきた私には
むしろ雪組にいてくれた最後の3年半くらいに、どうしても一番想い入れが深い。
私の観てきた雪組には、初めて観た時からいつだってかしちゃんがいてくれたから
過去の雪組作品をふと思い返すと、その殆どの公演にかしちゃんの姿があるの。

でも、雪組にいた頃のかしちゃんのことを、口に出しちゃいけない気がしていた。

ずっとずっと、雪組ファンの立場から、かしちゃんへの想いを書きたいと思ってた。
でも書けなかった。 「裏」 を閉めた時に、かしちゃんファンのある方から
“今の” かしちゃんを応援するべきなんじゃないか、と言われたことや
それから、コンサートで私が感じた、 “宙組最高!” という空気を思い出して。
“宙組トップのかしちゃん” を一生懸命に応援して、盛り上げようとしている
そういうファンの方達を目の前にして、雪組にいた頃のかしちゃんのことは書けなかった。
雪組に未練なんて無いひともいれば、忘れようと努力してるひともいたみたいだけど
(勿論、雪組への想いを残したまま上手く切り替えられた方もいたと思うけれど)
どうあっても雪組ファンの私が、雪組にいた頃のかしちゃんへの想いを書くことは
未練の無いひとにとっては迷惑だろうし、忘れたいひとには古傷を抉られるも同然で
私には何も言えないと思ったから、かしちゃんのことを書くのはずっと避けていた。

これも正直に言うと、 “宙組トップのかしちゃん” を盛り上げてくれる声の中に
時々 「雪組の頃よりずっと良い!」 てのがあって、それに反発してた気持ちもある。
私はかしちゃん大好きだから、かしちゃんが絶賛されてるのを見るのは嬉しいし
かしちゃんの良さに注目してくれるひとが増えたのも、良かったなぁと思ったけど。
でも私にとっては、かしちゃんは、私の見ていた雪組をつくってくれた一員で
雪組ファンとして今でもすごくすごく大事なひとだから、そういう言い方は嫌だった。
雪組にいた頃から、かしちゃんは素敵だったし。 私はそれを見てきたし。
真ん中にいてもいなくても、いつだって綺麗な光をキラキラ放ってるひとだったし。
多くのファンの方にとって、トップ任期がいちばん大切に思えるだろうことは解るし
センターにいるとピンスポの強さも違うから、注目されるのも理解できるんだけど
雪組の頃を引き合いに出されると、どうしたって反発してしまった。 雪担としては。


独り悶々としてたら、私の中で、雪組にいたかしちゃんと、宙組トップのかしちゃんと、
そのふたつが上手く繋がらなくなってしまって。 ますます切り替えられなくなって。
でも雪組にいたかしちゃんのことは表立って語っちゃいけない気がしてたから
かしちゃんは宙組の、他組のトップさんなんだって。 自分に言い聞かせてたけど。
そうしたら自分の中で、宙組トップとしてのかしちゃんへの愛着が薄いのに気づいて。
困った。 でも、どうしようもなかった。 だって通算3回しか見ていないんだもの。
博多座とコンサートを合わせても。 宙組にいるそのひとを、私は3回しか見ていない。
見慣れていないし、気持ちの積み重ねである “想い入れ” が未だ全然できていないし。

『竜馬伝』 を1回しか観に行かなかった理由のひとつが、それだったりする。
私は解りやすい雪担で(苦笑)基本的にリピートするのは雪組、なんですね。
でも他の組も、作品がツボで尚且つチケットが手に入れば、リピートするんですけど。
花組さんの 『ファントム』 はチケットが手に入った分だけ(3回)観に行ったし、
星組さんの 『愛するには短すぎる』 はツボだったけどチケ難につき、2回だけ。
『竜馬伝』 は私が個人的に苦手なイシダ芝居+草野ショーのコンボ攻撃で(爆)
だから1回しか観なかった。 「他組の作品」 だし、 「ツボでもなかった」 から。
かしちゃんのことも、ふつーにお見送りできた。 “他組のトップさん” として。
好きだったけど自分とは縁の薄かった、そんな組のトップさんの卒業を見る気持ちで。


そういう自分の冷たさや、頭の硬さに、心底嫌気がさしながら。

全部まとめてどっときたのは、ENAKさんが記事出してくれた後。 我ながら遅い。
―― かしちゃんは、いつのまに卒業しちゃったんだろう?
本気で、そう思った。 馬鹿みたい。 ついていけなかったの、たぶん私だけだし。


周りのブログ見ても、殆どのひとが、もうとっくに宙組のトップさんに見慣れて
卒業おめでとうって言ってるのに。 私ひとり、なに馬鹿言ってるんだろう。
頭が硬くて回転も遅い私は、かしちゃんが宙組にいることを未だによく解ってないし
雪組にいた頃のことは言わないようにしてたから、3年半積み重ねた想い入れは
行き場を失ってしまって、胸の奥の奥で、ずうっと燻ったまんま。 消化もできずに。

――― だって、いなかったことになんてできないもの。 私には。

私が見てきた雪組の中には、どうしても、いつだって、かしちゃんがいたもの。
私が雪組を好きになってく過程の中で、いつでもかしちゃんがいたんだもの。
コム嬢のサヨナラ公演の期間中ずっと、私は努めてかしちゃんのこと忘れていた。
打ちのめされたのは12月24日、中継会場で見たサヨナラショーの始まる直前。
退団していく雪っ子さん達の簡単な履歴を、ナガさんがひとりずつ紹介した時に
かしちゃんの名前が、2回も出てきたんだよ。 雪っ子さんの履歴の中に。
よく考えれば自然なことなんだけど。 だって14年も雪組にいたひとなんだから。
でも私は、がつんと頭殴られたような気がした。 改めて思い知らされた。
かしちゃんのいた14年間は消えないし、私の見てきた3年半も、絶対に消せない。

今にして思うと、 『Joyful!!』 観た私が、かしちゃんがセンター?って感じたのも
かしちゃんが、あまりにも、雪組の真ん中に立つのに慣れてたからなんじゃないかって。
だって中日劇場で観てきたばかりの 『Joyful!!Ⅱ』 も中詰め辺りは殆ど変更ナシで
ゆみこちゃんが雪っ子さん引き連れて真ん中にいたけど。 同じようには感じなかった。
センターは、チカたんだった。 ゆみこちゃんが組替え直後のせいもあるだろうけど。
でもかしちゃんが14年間雪組にいた、それもまた、消えることの無い大切な歴史だから。


雪っ子さん達に見送られる姿を見たかったとか、雪組から卒業して欲しかったとか、
自分勝手な雪組ファンのワガママとして、思うことはたくさんあるんだけれど。
でも宙組さんがかしちゃんを暖かく迎え、そして愛情いっぱいに送り出してくれたこと
それを嬉しく思う気持ちも本当だし。 だから今更、言っても仕方無いことは言わない。
雪担として見送りたかったというのは、取り残された阿呆な私が勝手に想うことだし
宙組から卒業できて幸せって、かしちゃんが言ってたから。 それで良いんだと思いたい。


でもね。 ひとつだけ、どうしても、言わなきゃ気が済まないことがあるの。

頭硬くて、上手く切り替えできなくて、ついていけなかった馬鹿者の戯言だけど。





―― だいすきな、かしちゃん。


私の見ていた間、ずっと、雪組をつくってきてくれてありがとう。
私の大好きなぶんちゃんとまひるちゃんを暖かく送り出し、
コム嬢とまーちゃんを、いちばん近くで支えてきてくれてありがとう。

今の私が雪組大好きなのは、かしちゃんのお陰な部分も、もの凄く大きいし
私の大好きな雪組の中で、かしちゃんはとても、とっても大切なひとでした。

お芝居を観る楽しさを私に改めて教えてくれた、素晴らしい役者さん。

私はかしちゃんが異動した時に上手く気持ちを切り替えられなかった馬鹿者なので
ほんとうはあの時に言うべきだったことだろうけど、今、言わせてください。

私の大好きな雪組をつくってきてくれて、ほんとうにほんとうに、ありがとう。





言ってはいけない気がしていて、でもこれだけは、ずっとずっと言いたかった。
3年半の、どうしても消せないかしちゃんへの想いを、きちんと言葉にしたかった。



かしちゃん、もとい、貴城けい殿下。

ご卒業おめでとうございます。 誰よりも、しあわせになってください。




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【2007/02/14 15:45】 | ヅカ系戯言(その他)。 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
トマさん。

色んなブログさんで、色んな形で、カシちゃんの事を想って慕って愛して・・・
そして心から幸せ祈ってカシちゃんを送る言葉が溢れてるけど
こんなに泣けるのはトマさんだからかな~!?

正直で、真っ直ぐで、危ないくらい全然隠してなくて・・・(笑)
だから余計に胸に沁みます。
他にいい言葉が浮かばなくて・・・これしか言えないんだけど。
トマさん、雪組時代の殿下の事を大切に想っててくれてありがと♪
って私が言う事じゃないけど(苦笑)

私・・・とある方に「結局、中途半端な腰掛け貴城さんファンですね」って言われて
あ~そうかもなって・・・納得しちゃいけない所なのに納得したんです。
その時、そうだ!私は既にマミちゃんの時に燃え尽きたんだっけ!って気付いたの。

だけど好きだった~♪殿下の事。
今だって鮮明に浮かべられるもの・・・殿下の笑顔。
でも1度誰かを盲目的に愛しちゃったファンが燃え尽きたら・・・
もう誰かを好きになっちゃいけないのかな!?
あ~話が逸れてしまった!!!(私の悪い癖です)

トマさんの記事を読んでいて1つ思い出した事があって。
私、マミさんの時はマミさんだけを見てたの。
月組スキーの様でいて、実はマミさんだけのファンだったんです。

でも殿下は違ってたの。
コムちゃんの横にいる殿下。
コムまーミズの横でヘラヘラしてる殿下。
いづるんと笑ってる殿下。
ハマコさんと突っつき合ってる殿下。
皆の中でピカピカしてる殿下が・・・好きだった。

それが私の殿下だったんだな~って。
多分随分前に気付いてたけど・・・忘れた振りしてた・・・(爆)
トマさんのお陰で漸く告れました(笑)

もう少ししたら私もちゃんと整理して書こうかなと思います・・・殿下の事。
【2007/02/14 22:00】 URL | 舞奈 #-[ 編集] | page top↑

>舞奈さん。


……いや……たぶんきっと私が一番、勝手を言ってるのですが(爆)

また泣かせてしまいましたか? すみません、女泣かせで(違)


…………そうじゃなくてっっ!!(自力ツッコミ)(寒)


はい、今回は本当に胎をくくって、ぜんぶ本当の言葉で書きました。
嘘の言葉を贈ったって…ますます自分を嫌いになるだけなので。
私は結局、殿下のためにはなんにも出来なかったなあって思ってます。
元より私には何か出来るような力なんて、無かったんですけどね。
この記事も、殿下のために書いたとか…そんな綺麗なもんじゃなくて
ただ、殿下のことがやっぱり大好きな自分自身のために書きました。
……書いたら大分スッキリしましたよ(笑) で、改めて気づきました。
落下がどうだとか、1作がどうだとか、今の宙組がどうだとか、
私は、本当はそんなことをいちばん書きたかったという訳じゃなくて
雪組に確かにいてくれた殿下に、ただ “ありがとう” って言いたかった
それだけだったんだなあって。 ようやく、自分の気持ちが解りました。

「中途半端な腰掛けファン」 ね。 結構じゃあないですか(笑)
それ言ったら私なんて、ヅカの全てに対して中途半端なファンですよ。
コムちゃんが辞め、殿下が卒業して…それでも私はタカラヅカを観ます。
仮に雪組が無くなったとしたら、ひとしきり暴れると思いますが(爆)
でも、観続けるのは止めない気がする。 だってタカラヅカが好きだから。
前にもここで、舞奈さんも含め、お話し合ったことがありましたよね。
ファンの定義はひとそれぞれ。 これが正解っていう “在り方” は無い。
誰かのファンだからって、一緒に卒業までしなきゃいけない訳じゃない。
そのひとの総てを肯定しなきゃいけない訳でも無いと思います。
その誰かがいなくなってからも観続けたり、それも良いじゃないですか。
破産寸前になるまで誰かを応援して、一緒に卒業するのも有りですけど
それだけが “ファンの在り方” では無いって、私は思ってます。
誰に何と言われようと、私は殿下が好きだった。 胸を張って言えます。
そして、舞奈さんが本当に殿下のことを大好きだったことも、知ってます。
中途半端だろうが何だろうが、 “好きだった” 、それは本心ですもん。

昨日だったか、母と、雪組にいる殿下を見過ぎたよね、って言い合って。
私は殿下だけを見てるの、殿下さえいればしあわせ!!って
そういう風になれてたら良かったのかもしれないね、と話したのですが。
でも、私はどうあっても、雪組が好きだし、離れられないし、
だから私の見ていた間ずっと雪組にいた殿下のことが、大好きでした。
それは、宙組トプさんとしてのかしちゃんは好きじゃないって意味じゃなくて。
ただどうしても…雪組にいた頃の殿下への想いは、絶対に捨てられない。
エピソードもたくさん知っているし、思い出す光景もたくさん有りますし。
娘役に転向したキッカケを聞かれた時、殿下の名前を出したいづる姫。
殿下の家までゴキブリ退治の出張に出かけていたらしいハマコ。
そしていつでも、臆面も無く、殿下を猫っ可愛がりしていたコムちゃん。
その中で無邪気に笑っていた殿下の笑顔が、私もだいすきでした。

胎くくって、覚悟決めて、それでも書きたくて書いた記事でしたけど
舞奈さんはいつでも私の言葉をそのまま受け留めてくださいますね。
思い切ってぜんぶ本当の言葉で書いて、良かったなって心から思いました。

本当に、本当に、ありがとうございました。
……またお会い出来ました時には、ふたりで泣きたいものですね。


【2007/02/15 23:50】 URL | トマ #-[ 編集] | page top↑
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